『ササメケ』読了

虚構新聞社主が、「滋賀県民必読の一冊」と推奨していたので*1読んでみました。
ヴィレッジヴァンガードが北白川に出来た頃の京滋をよく活写していると思います。
ちなみに、全巻町田のブッコフ*2で105円コンプ出来ました。
梅棹忠夫が大正期の京都を知るのに最適と絶賛していたように思う*3松田道雄の『花洛』*4で、
確か、大正期の京都洛中では、「〜しよし」という云い方はしていなかった、
戦後郊外農村から入った言葉ではないか、と述べておられたような記憶があります。
ササメケ』には、「〜しよし」も、「〜しもって」も使われていません。
京阪では古い言葉と認識されている「〜やさかい」がよく使われています。
大変貴重な21世紀の滋賀弁資料と思います。
京都が絡むので、ですます調で書きました…

ササメケ (#01) (角川コミックス・エース)

ササメケ (#01) (角川コミックス・エース)