- 作者: 中国ムスリム研究会
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: 単行本
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素晴らしいですね。
ウイグルについてはいろいろ知られていると思いますが、
回族についてこうしてどんどん本が出てきているのはとてもよいこと。
学生時代バックパッカーを気取っていた頃、
北京の僑園飯店から北京市街に出ようとして、
言葉が分からないのでバスに乗るのがおっくうなヘタレになって、
よく歩いて牛街を通りました。
一番最初に僑園飯店に泊った時は、荷物運びの駱駝を生で見ました。
貧乏外人を僑園に閉じ込めた当時の北京政府のおかげで、北京の回族を知ることが出来、
感謝しています。京華や海淀區だったら、とてもそんな経験は出来なかったでしょう。
張承志の本*2の書評を林真理子が朝日新聞に書いている*3のを見てすぐ買いました。
ラプランに行く途中に通った臨夏の知識もこの本で得ました。
そして、それから、ウイグルの女の子はどうして飴の匂いがするのか、
とチベットの娘が噂したり、
チベットの友だちにトンカツを作ったら、
たまたまそこに日本語を勉強してる回族が来て、そしたら、
むかし隣村の回族に足を刺されたチベット人が、
回族の学生の口にトンカツをつきつけて
「日本朋友の作ったもてなしをお前は口に出来ないのか」とむりやり、
みたいなことがあったり、
別の料理を作ってなんとかその場を収めたけど、
ブタ料理に使ったことのない鍋は部屋になかったので、
そこは嘘をついたことなど、いろいろ、いろいろ、思い出す、
ことが、ありました。
*1: イスラームへの回帰―中国のムスリマたち (イスラームを知る)
*2:
*3:記憶では、林アグネス論争が終わった頃何故か書評委員となり、その最初か二番目の書評がこの本