リレー講座:文学・歴史・宗教を通して異文化を考える(後半)「歴史からみるフィリピンの文化」聴講

国際言語文化アカデミアの公開講座
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p533971.html
パンフレットの謳い文句

スペイン・アメリカによる植民地時代以前からフィリピンと交流のあった中国や東南アジア大陸部との交流と歴史について、考古学観点も含め学びます。

フィリピン語の特徴は確か、繰り返しでしたかね。
だから、一文で「交流」を二回使っててもいいんでしょう。
パンフを見て、講義のべしゃりを察すべきでした。
講師はフィリピン大学で博士号を取った方なので、そういうことです。

フィリピンは今から五万年に旧石器時代が始まり、
紀元前二百年前に鉄器時代を迎えたそうです。
それから、大陸部から持ち込まれた陶器が発掘されるようになり、
以下、この時代のこの遺跡の陶器は中国のここの窯、
あの沈没船の陶器はベトナムのそこの窯、と、だーっと説明が続き、
(それがご専門なのだそうです)
白人と現地人が沈没船の積み荷を発掘するビデオをみて、おわりました。

マクロなテーマでミクロを語る、そんな一時間であったと思います。

なぜスペイン統治時代以前から陶器を輸入に頼らざるを得なかったのかなど、
聴講料のもとをとるための質疑応答で聞いたり答えたりしました。
学者の人はおうおうにして学者バカなので、
そうしてあげないといけないということを、
聴講者の人たちが分かっているように感じました。