「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)
- 作者: 重信メイ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 新書
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なんかすごい今中東問題に興味があるゆうたはったので、
調べたらこんな本もあったので、読んだか聞いたら、
そんな本あったんか知らへんかったゆうて、
けどその後読んだゆう知らせもなくて、
で、自分も読んでなかったので、読んだ。
アマゾンのレビュー見てて思ったのが、
FBからの引用や出典記述はどこまで出来るのかなって。
公開されてて誰でも読めるサイトでなく、
登録要のサイトで発信されてる情報を論拠やソースとして明記してよいのかどうか。
発信者の許諾を得ることは無論でしょうが、
自分の読者に対しソースはログイン要だから登録してちょ、と言っていいのかどうか。
大学の卒業論文だったら、指導教授にそう言うわけにもいかないだろうから、
プリントアウトして付録につけたりするんだろうけど、
紀要論文とかだったらどうするんだろ。
遠藤誉の本に出てくる中国の一次ソースは、
片っ端から削除される前提で、拡散された魚拓を
どう拾うかの検索キーワードをさりげなく提示する形でしか示せないけど、
それは漢字だから出来ることであって、アラビア語じゃ、無理です。
私は、読めません。そういうわけで、この本は、
引用元や出典がぜんぜん書かれてないけど、
アラビア語のFBのURLずらずら書かれても、飛んで途方に暮れて、
翌日から見知らぬアラブの人から友だち申請が毎日続くのが関の山でしょう、と思った。
作者もウェブで検索すると、毀誉褒貶いろいろですけど、
アラビア語に関して同じ土俵に立てる人がまずいないので、
なんか空気投げみたいな感じで、つまんないだろうなと思います。
ペルシャ語ならメジャーリーガーとかお笑い芸人とかいろいろいるのにね。
シリン・ネザマフィはアラブに駐在してるからアラビア語も出来るんでしょうから、
作者と話が出来るかも。
エジプト人でテレビに出てる女性がいたような気もするけど、思い出せない。
吉村作治や野口健だとまた違うか。トルコだと、高橋由佳利？
そういえば、この本は、アラブといいながら、
なぜかAKB否AKPつながりでトルコにも触れられていますが、
ならイランにも触れればいいのに、と思いました。
あと、マグレブでアルジェリアに触れていないのがよく分からない。
アルジェリアはアラブじゃないんかな。アラブだろうに。
アラビア語ペラペラとアラビア語かじっただけの人の違いっていうと、
たぶん、アル・ジャジーラの偏向性あやうさ弱点も周知して注意深く観察出来るか、
アル・ジャジーラがなんかやったりアラブの友人がなんか発信するとすぐ飛びつくか、
ていう違いが出てくるのかなってこの本読んで思いました。
一例として、シャッビーハという単語のWikipediaの取り扱いについてこの本でゆってて、
で、出版後、Wikipediaにも追記されたけど*1、
作者の主張をじゅうぶん忖度したものとはいえないんじゃないと思ったので、
少しここに引用しておきます。
頁199
「シャッビーハ」は現代の口語アラビア語で「シャバハ」と呼ばれている「メルセデス６００」に乗る人のニックネームです。それに乗った人をシャッビーハと呼んでいます。そして、もともとの大きい意味は、見せびらかしながら派手な行動をする人のことです。いま使っている「シャッビーハ」は「かっこつけてる人」くらいの意味です。「幽霊」とはまったく無関係です。
「シャッビーハ」に暴力的な意味はありません。ブランド品を身につけたり、ちょっとかっこよく見せようとしている人のことなのですから。シリアの場合、アサド政権の優遇のおかげで裕福になった成金に対して使われることが多いのです。私が育ったレバノンでもシャッビーハという言葉を使います。ブランド品を見せびらかすように歩いていると「なに今日はシャッビーハしてるの？」という感じで使うのです。自分が「シャッビーハ」と言うのではなく、人から言われる言葉です。ただし、最近では、親アサド政権という政治的なスタンスがあるため、親アサド派・中産階級・アラウィ派の人たちが、自ら名乗っている場合もあるため、複雑です。
さてどちらが正しいか。
今原語と英文表記の検索結果ページをgoogle翻訳にかけたら、
「サーバー エラーのため 翻訳できませんでした やりなおし」が延々と続いています。
検証出来そうにありませんｗｗ
友人は今でもアラブ（の民主化）に興味あるんかなあ。
山本美香さんとパートナーに、自分と嫁さんを重ねたわけではないと思うけど、どやさ。
【後報】
ときどき、ベルマーレのツイッタータイムラインに、
Daniel Bellemareのスペルミスが入ってくることがあります。そこだけベイルート。
（同日）
