- 作者: 高田渡
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2001/08
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文庫本はちくま。
- 作者: 高田渡
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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そうだよなあ、連続飲酒の酒飲みがこんな理路整然とした文章書けるかというと、
アレだもん。
だから、問わず語りからの取捨選択はある程度、ライターの仕事かなっと思いました。
頁52:日教組の現場教師批判
頁55:民青批判
頁56:ボーナス闘争に関する赤旗のおエライさん批判
頁106:言い過ぎかもしれないが、学生運動のただ中にいた人たちは、ある意味で自分たちの都合のいいようにフォークソングを利用していたのではないかという気がする。それが利用できないとなると、手のひらを返してこっぴどく叩く。自分たちからはなにも創造しようとしないくせに、それはズルイだろうという気持ちが僕にはあった。
頁107:六〇年安保のときの学生は死ぬ気でやっていたのに潰された。七〇年安保の学生は親のスネかじり、部活感覚のヤツらばかりのように思えた。僕の知っている範囲かもしれないが…
頁107:フォークゲリラに「あなたたち、利用されてますよ」
頁109:ベ平連批判
頁109:小田実批判
頁118:
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こないだ昼間いせやの前通ったら、白角ひと瓶どんと置いて立ち飲みしてる老人がいた。
よくやるよなあ。
飲酒に関する描写は特になし。本人肝臓しか気にしてないように読めた。
ほかの本も読まないと…
【後報】
取捨選択について少し追加。
頁56
ちょうどそのころは、日本でもアメリカのフォークソングが知られるようになってきていた時代だった。そしてそれに真っ先に飛びついたのが僕と仲間の数人だった。
一方、頭が真っ赤っかに凝り固まった一部の者は、「おまえらは帝国主義の歌を歌うのか」と言ってそれを批判。僕らも「バカ、アメリカの二億人全部が帝国主義者じゃないやい」とやり返したことがあった。
ところが、そのうちにフォークソングがだんだん浸透してくると見るや、今度は彼らはこう言い出した。
「ほんとはいい歌なんだね、アメリカの歌は」
僕はそれを聞いて思った。やっぱりこいつらはダメだ、と。
(2013/6/10)