- 作者: 大竹聡
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『酒吞まれ』*1のギャンブル版、ギャンブル人生回顧録、
もしくは、これまでの人生で出会った様々なギャンブル狂の人たちのエピソード、
みたいなものかと思ったのですが、違いました。
雑誌のWeb企画で、関東の公営ギャンブル場を月イチへめぐって、
諭吉一枚くらいの元手で勝った負けたをやる話。
発券の水曜日。なんとかポータル。
タイトルから、やはり朝だ徹夜だを連想する方もいようとの心配りから、
最初のほうで弁明しておられます。
手本引きとかバカラとかは行かないんですよ、ぱちんこも行かないんですよ、みたいな。
伊集院光、もとい伊集院静の本の、色川大吉、もとい武大先生の公営旅うち、
地元の若い衆がそれとなく近くに立っていてくれる環境*2をご想像の各位諸兄に
おかれましては、この本は違うんです、そうじゃないんです、みたいな。
確かサイバラも、まあじゃん放浪記連載2回目くらいで、
「ほんとーになにもしらないで(タイトル)つけてしまったのー」
とかわいい涙目イラストで延々弁明してました。
神聖なものというのはそれくらい神聖なんですね。
まあじゃんほうろうき (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 1996/05
- メディア: 文庫
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こういうものが分かる人はSTAP細胞も理解出来るに違いない、と思います。
連載初期は過剰になぎら調なのですが、すぐオータケ調になります。
花月園は連載時点で既に壊滅していたのでアレですが、
小田原平塚にも来てほしかったな。京王線沿線の人だから、武蔵野線までなんですかね。
船橋は行ってますが、相当にアウェイな紀行文になっています。
頁186
ギャンブルに二日酔いは禁物だ。飲酒しながらギャンブルするのもよくない。いずれの場合も、やはりどこか適当になる。検討も決断もイージーになり、勘は働かない。