【2014/5/17修正】古い病院

お天気がころころ変わるし忙しいしで、体調があちこちアレだなあ、
なんて思っていたら、声がかすれて出なくなり、
近くの耳鼻咽喉科がどこも木曜午後お休みだったので、
小学生の頃アレルギー性鼻炎で通っていた電車で数駅先の病院に行きました。
そこは、祖父が若い頃蓄膿症の手術入院したところのはずなのですが、
なにしろ近くに病院が出来たこともあって、数十年行っておらず、
病院の名前も定かでなくなっていました。
で、非常に高齢のお医者さんと年季の入った設備で検査を受け、
声帯が腫れているので声を出すな仕事は休めないか、などの話になり、
どうしても必要なことだけ小声でマイクを使えなどの話になり、
今朝まで安静にして特に変化なかったので、今日職場にそれを相談します。
昨日のうちに思い切っておけばよかった。
高齢のお医者さんと、年季は入ってますがよく手入れのされた設備で、
言っていることも後でネットで検索した結果と一致していましたが、
夜ということもありましたが、ほかがお休みなのに待ち合い室に人はおらず、
診療時間の問い合わせの電話だけが断続的にかかっていました。
私の子どもの頃の記憶が確かなら、確かこの先生はおっかない先生で、
(祖父もそう言っていた)ネットでの口コミは案の定でした。
若い母親が容赦ない。あの先生なら、いくら老いても、
子どもの耳かきで医療機関に来ると、母親に何を言うか。想像します。
処方箋の頓服が、むかしながらに分量ごとに紙に包んであり、
おそらく今の薬剤師に手とり足とり教えたんだなあ、と思い、
それはそれで懐かしく、大切にしてもいいのかな、と、思いました。
(ただ、自分の体のことなので、なおらないと困るので、そこは思案のしどころですが。
 初期にちゃんとケアしないと大変みたいだし、声帯は)

今日も明日も、
穏やかに平和に、しあわせにすごせますように。ほんとに。

【後報】
その後調べて、私や祖父が通っていた病院は、
今回行った病院とは別の病院で、
既に廃業して跡形もなくなっていることを確認しました。
今回の病院は当時もあったのですが、
現代のネット口コミ以上に昔の風説のほうが容赦なく、
私や祖父が通っていた病院にみんな流れていたそうです。
ところが、半世紀に近い歳月が流れ、
当時皆が信頼していた病院は消滅し、
誰も行かなかった病院が今でも残り、
何歳になるのかも分からない老医師が、
いまだに当時と同じ診療行為をしている。
オカルトかと思いました。
今日も体温計を十分はさんで体温を測り、
半袖は着るな、
風呂は三日に一遍にしろなどの訓示を受けました。
これはただの医者ではなく、
ウィッチドクターなのではないか?
処方箋がかけるヘンなおじいさん。
妖怪は市井にひっそりと暮らしているものなのですね。
(2014/5/17)