『酒のほそ道 12』 (ニチブンコミックス)読了

酒のほそ道 12 (ニチブンコミックス)

酒のほそ道 12 (ニチブンコミックス)

あとがきは井崎脩五郎。さすがというか、
酒のほそ道とまったく無関係に、立川末広とふたりで、
競馬の無い国フィンランドを旅行した話を書いています。
日本でも飲める丸壜のフィンランディアと違う、
青いカクテルグラスを浮き彫りにした平瓶のフィンランディア
おいしかったとか。これかな?
http://restrepodesign.com/wp-content/gallery/spiritsoct2013-2/finlandia-vodka.jpg
第8話、宗達は車の運転が出来ないのか、と思いました。
既に酒を入れてしまったとはいえ、オバサンに高速ぶっ飛ばさせるのかと。
ラズウェル本人も運転どうなのかな。都心に住んでるといらないだろうし。
旅行ムックを作るフリーライターだった関係上運転が出来るオータケさんと、
ラズウェルの違いかもしれないと思いました。
https://www.driveplaza.com/travel/area/img/local_area/th_yamagata_top.jpg
第10話、雨の午後にテラスのある店でビアカクテル、これはうらやましいです。
なかなかもう、そういう店もないでしょうけれど。
http://r.gnavi.co.jp/kbrh500/img/kbrh500v.jpg
第1話、露天風呂雪見(酒)、カッコ内は置いといて、
何年先になるか分かりませんが、私ももう一度やってみたいと思っています。
場所はそんな遠くない、諏訪あたりで。肩から下は暖かく、
首から上は雪の中というのが、最高に気持ちいいんですよね。
http://www.onsenweb.com/higaeri/photo/h03070080.jpg
第3話の立ち飲みは、このマンガでは珍しい。
腰を落ち着けて酒肴を味わいたい人向けのマンガだから。
第9話でも立ち飲みを出してますが、特に立ち飲みである必然性はない。
第2話は酒癖の悪い客がいさめられる話。バカの一つ覚えの鬼殺しはここから?
この巻には、うなぎ、それも天然もの主体の話が幾つか入っていて、
昔、近所のお年寄りの竹筒に入っていたウナギを思い出しました。
北尾トロのエッセーで、下ごしらえをちゃんとしなかったので、
脂が川魚の泥臭さ満載で食えたもんじゃなかったという話も思い出し、
やはり面倒か、と思いました。
関係ありませんが、『う』『ぶぅ』と来て、
う(1) (モーニング KC)

う(1) (モーニング KC)

ぶぅ (モーニング KC)

ぶぅ (モーニング KC)

次は、『タブゥ』という洒落なのか、と、私も思っています。
カニバリズムとか、そういうの。

支那人の食人肉風習 桑原 隲蔵
http://www.aozora.gr.jp/cards/000372/card4270.html

この巻は浅草の話も多く、遊び人や昼酒はさておいて、
夜のひさご通りはあっという間にひとけがなくなるというくだりで、
昔、イスラエル人のアクセサリー露天商がゴロゴロいた頃、
ひさご通りの先に住んだイスラエル人の姉ちゃんが、
夜のひさご通りでいきなりオカマの立ちんぼに、
「あんたたちがいるからあたしたちの商売があがったりなのよ!」
と腹におもくそパンチ入れられた、という話を思い出しました。
テリブルテリブル、と言ってイスラエル人の姉ちゃんは引っ越しましたが、
http://www.hostelsclub.com/pics/19967/019967-1286501101.jpg
当時居た南米系の立ちんぼと間違えられたにせよ、
ひさご通りにオカマの立ちんぼがいるとはつゆ知らず、
また、イスラエル人は徴兵期間が終わってから小遣い稼ぎに日本に来るので、
鍛えてるからそれくらい平気だろ、と後から思ったことを、
懐かしく思い出しました。今はでっかい外人ゲストハウスがありますよね、あの辺。
http://www.suntory.co.jp/news/2003/img/8466.jpg

女子大生の話は3話。
宗達のこの鈍感ぶりが
あと単行本20冊続くと思うと、
うんざりしつつ、
しかしラブコメはやっぱ
一線越えちゃダメなんだ
と思いました。
美味しんぼも、
山岡とゆう子が結婚しなかったら、
鼻血はなかったかもしれない。
いや、雁屋哲だし、
何がどうなってもあれはやったか。
http://www.suntory.co.jp/news/2003/8466.html