http://kentuku902.seesaa.net/article/387163610.html
- 作者: 辻真先
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1994/06/01
- メディア: 新書
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引っ掛かってしまった本。なんちゅうタイトルや。
多作な作者ですが、幻説シリーズというのがあり、
『怪盗天空に消ゆ 幻説銀座八丁』
『土方歳三、参る! 幻説五稜郭』
『孔明推理綺譚 幻説五丈原』
あと、本巻のあとがきによると、孫子ものもあるそうで、
本書はそのうちの一冊だそうです。
本書巻末のトクマノベルズ作者他作品にはそれはなく、
キャピキャピ探偵事件メニュー、という脱力ものの、
副題シリーズが目を引きました。多作。
本巻の構想は、日本にある楊貴妃の墓*1、その隣町温泉の華清池コピー*2、
作者が團伊玖磨から聞いた華清池情報、などから出来ているそうです。
横山光輝と組んだ『戦国獅子伝』の時の資料はすべて散逸して、
中国関係の資料をイチから編集者にお世話になったとか。
- 作者: 辻真先,横山光輝
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/02/07
- メディア: 単行本
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唐代にそれはないだろうと思いました。
白酒は、元代に西方から伝わったアラクが始まりじゃなかったかな?
青木正児先生の本*3が手許にないので、後で確認しますが、確かそうだったはず。
そして巻末の参考文献に青木先生の本はナシ。
頁27で、紫娘と書いて「しいにゃん」、紅姨と書いて「あんいい」と読ませるのは、
明らかに南方だと思い検索しましたら、果たして後者は台湾語のようでした。
福建の発展は南宋からだと思います。唐代じゃない〜♪(´Д`)
紅姨- 台灣大百科全書Encyclopedia of Taiwan
http://taiwanpedia.culture.tw/web/content?ID=27179
紅姨 - 臺灣女人 - 國立臺灣歷史博物館
http://women.nmth.gov.tw/zh-tw/Content/Content.aspx?para=62&page=0&Class=32
作中の李白はのべつまくなしに酒を飲んで更に武術の達人で、
「酒に強い」設定だけで、酒害のすべてを蹴散らしています。
なんだそりゃ。ゲロは一回、ブラックアウトも一回ありますが。
で、酒でフニャチンのはずの李白先生が作中一回だけ勃つのですが、
それが楊貴妃の裸体を見た時だったという…そういう話です。
肩は凝らないが、多作の人の一作って感じ。以上です。