『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』 (新潮文庫)読了

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

出先で手持ちの本を読み終えてしまったので、
三十分くらいで読み終えられる本、ということで手に取りました。
実際には、電車が来るまでホームに並んでいるあいだに読み終わってしまい、
また手持無沙汰で電車に乗りました。

アイラ島のスペルがISLAYであることが分かりました。
また、シングルモルトとブレンディッドの違いが知識として分かりました。
っても、バーボンばっか飲んでたので、今さらラフロイグとか言われても、
味の想像がつきません。ジョニ黒とは違うんでしょうね。
スコッチの中の区分を知らぬままここまで来てしまったんですね。

写真は奥さん撮影とのことで、デジカメが普及する前の旅行と本ですから、
大した腕前だと思いました。藤原新也の全東洋街道かと思った。うそです。
椎名誠の奥さんもこれくらい撮れたら、さらにすごいのに、と思った。

村上春樹は初期の作品からして、芝生を刈りこんで昼ビールみたいな描写が多く、
ラソンをやっているから捕まらない人なんだろうと思ってました。
この本も、酒は産地で飲むのが一番うまいという自説を開陳していて、
そりゃ空気とかあるからそうなんだろうな、と思いました。
ただ、日本でも、北海道とかだと、スコッチの空気にまた少し近いんじゃないかな。