東京国立近代美術館フォルムセンターの映画紹介 http://www.omc.co.jp/film/outline/s2.html
今の映画館は明るすぎるので、まさか21世紀の日本で、トイレに抜けて戻る時、
懐中電灯で先導してもらうというような、うれしい体験に感無量でした。素晴らしい。
私は昔の映画の滑舌に時々ヒアリングがついていけない時があり、
本日休診は概ね聞けたのですが、駅前旅館はちょっと怪しかったです。
また、仕事明けの常で、本日休診は一部カクッとこうべを垂れて、記憶が飛んでます。
フランキー堺が演じた青年はもっと気弱なキャラのはずですが、
独立愚連隊西へ、で、
八路軍の隊長まで演じてしまうフランキーの存在感が勝ってしまった感があります。
もりしげはお尻をさわらせたらうまいなあ、と感心しました。
もう私たちは教育のおかげで、あんなに自然においどをなでられへんだ。
本日休診はきちがい、この映画はててなしごというセリフがありますが、
当時の社会状況を鑑みて、製作者にナントカの意図はなく、ということです。
で、旅館女中さんが父親不明で生んで旅館で育った番頭さんが、
朝から酒飲んでて、酒ばっかで、コルサコフ病なんてセリフも何回もあって、
ああ、この映画はそっちの映画なんだ、と思いました。
現代で言えば中高年四十代の危機、鬱や自殺…
誰もそういう映画だと思わないかもしれませんが、私はそう思った。
コルサコフ症候群 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%B3%E3%83%95%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
番頭も支配人も洋の東西を問わず似たようなもので、
グランド・ブダペスト・ホテル*1とも似てると思いました。
本日休診に出てくるモータリゼーションはトラックくらいのもので、
それも左ハンドルでしたが、この映画はセダンも割と出てきます。全部左ハンドル。
むかしの江の島のシーンとか最高でした。上野もよかったけど。
ビールが明らかにサッポロラガーなのに、架空の名称でした。
いや、私が当時のビール銘柄知らないだけなのかな?合併とか吸収とかあったのかな。
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未成年もガンガン飲むし、家出少女や女中をたぶらかすスカウト的存在は、
映画のなかで、「河童」と呼ばれていました。そんな映画です。
人間中年になると壁にぶつかる。