映画『喜劇・女は男のふるさとヨ』劇場鑑賞 ハーモニーホール名作映画劇場2014 平成26年度優秀映画鑑賞推進事業

ハーモニーホール http://www.ny.airnet.ne.jp/harmony/
優秀映画鑑賞推進事業 http://www.omc.co.jp/film/
上記のこの映画 http://www.omc.co.jp/film/outline/s4.html
よく分かりませんがこの映画を紹介してるサイト http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/film/morisakidata/cu001380.htm
(リンクフリーかどうかとか、トップページどこなのかとか、全然分かりませんでした)

http://www.ny.airnet.ne.jp/harmony/meisaku3.jpg
原作『わが国おんな三割安』藤原審爾*1も読んでみようかと思いました。
ホントにこんな話なのか分からなかったので。
倍賞千恵子山田洋次日本紀行と、新宿のもりしげワールド+中村メイ子の世界に、
分裂した映画だったと思いました。
新宿の何処という設定だったのかなぁ。参宮橋がどうとか言ってたし、
新宿高校の近くに近年まで実在してたドヤ、ホテル街に昔そんなんもあったんかなぁ。
関係ないけど、御苑の裏手の住宅街はまだまだ人の住む町という感じがしますね。
厚生年金ホールの先の荒木町も。

昨日より観客が少なかった気がしました。
あまり女性向きの映画ではないので、仕方ない気もしますが。
定年後の方が殆どでしたが、
1971年の映画は、昨日の1950年代ほど吸引力がなかったか、とも思いました。

昨日の映画は昔過ぎて、模造記憶かそうでないかよく分からず、
むかしだからこんなもんだろ、で流せる空気がありましたが、
この映画は、ストリッパーに惚れた中年男が一年間いっしょに旅して指一本触れないとか、
で、ネタばれになりますが、その男が実は蒸発したXXXXXXだったとか、
ファンタジーにもほどがあるストーリーがありまして、
この頃から映画は映画離れを防ぐため現実と乖離したお伽噺を語り出したのか、
と思いました。

緑魔子の演じる女性は、現実にも沢山見かけますし、でも私にはどうすることも出来ない、
そんな女性像です。自分の無力を感じる。全然関係ないが、本日休診の悪い二人、
登場シーンの店のガラスが、「喜」を二つ重ねたお目出度模様だったの思い出しました。
あと、なぜか、けんかえれじい武漢編に出てくる「朝鮮のビーナス」を思い出した。
披露宴が中華料理屋ってのも、なんかよかった。難民救済ラーメンの店かな、
と勝手に思いましたが、なぜそう思ったか分からない。
昔その辺に赤塚不二夫がセーラー服着た写真のパネル売ってる古道具屋があった。
彼女の結婚は、『その後の不自由』*2の例と同じでした。
幸あれ。以上