『美しい夏』 (岩波文庫)読了

美しい夏 (岩波文庫)

美しい夏 (岩波文庫)

本当は作者の別の作品を読みたかったのですが、
どう考えてもすぐ読み終えれそうになかったので、
読み終えるためにこの作品を先に借りました。

頁188 訳者解説
もしイタリア人の若い女性に『美しい夏』の感想をたずねるならば、必ずや彼女らは答えるだろう。パヴェーゼはなぜこの小説を女が書くように書いたのか。いや、それよりも、どうやって女が書いたように書けたのか、パヴェーゼは男なのに。

女性をなめてるというか、そこまで女が書いたように書けてるのかなあ、と思いました。
先入観ありきで読んでるのもありますけど。
どうしても読んでいて、完全消息不明のため再版のかけようもない(Wikipedia情報)
内田善美が思い出されてならなかったです。
http://www.mandarake.co.jp/information/2005/06/08/spr11/p3.jpghttp://www.mandarake.co.jp/information/2005/06/08/spr11/p4.jpg
http://www.mandarake.co.jp/information/2005/06/08/spr11/p5.jpg
http://www.mandarake.co.jp/information/2005/06/08/spr11/index.html
男が、女として、百合小説を書く。簡単には理解しづらく、
それはつまり、理解せずともよいということなので、
だからすぐ読み終えると思い、いま、読み終わりました。

アメリアって名前は、昔知り合ったイタリア人女性と同じ名前で、
栗色の髪は同じでしたが、他は違うようです。

唐突に梅毒が出て来て、百合小説が一変して中二病のような展開になりますが、
性病はこわいので、中二病やむなしです。以上