『とんでもねえ野郎』 (ちくま文庫)読了

とんでもねえ野郎 (ちくま文庫)

とんでもねえ野郎 (ちくま文庫)

家人が図書館から借りてきてたマンガ。
ちくま文庫のマンガはまだグレーゾーンかと思いますが、
図書館に黒子のバスケ全巻があったりするのはやはり違和感を禁じ得ない。
税金使ってまで買うものなのか。それだけいまの子どもは貧困なのか。
単に通信費にカネとられて、書籍費用を公的機関に肩代わりさせてるだけとも思いますが。
ラインライン♪丘の上にはララ緑が繁る

もとの単行本は1991年青林堂刊行だというから、元気な頃のガロのマンガなんですかね。
特殊系マンガ家が食えてた時代というか。ああいうのkindleでどれだけ読むんですかね。
エビスとかいくらでも読めそうな気がします。
アキレた金持ちの怒りとか、たぶん今読んでも面白い。

作者に関しては、内縁の妻がいた荒俣宏に押しかけ女房として嫁いで出戻る、
という一連の動きだけが私のなかで強烈な印象を残しており、
何を読んでもそのことしか考えられないので、私もしょうむない人間だなあと自嘲します。
別れたあとまだこんな、少年のようなインチキ野郎(棒)をイキイキと描けたのなら、
女性という存在の芯の強さに、また新たに脱帽します。本当に強いよ。
黒岩重吾の小説が薄倖の女性が毎回自殺して終わるのは、ほんとうにおかしい。

作者 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E6%B5%A6%E6%97%A5%E5%90%91%E5%AD%90

この頃、よしもとよしとものレッツゴー侍があったり、
そういうのは、侍チャンプルーだったり銀魂だったり無限の住人だったりry
否、この路線は、永福一成冬野さほの旦那の竹光侍のほうですね。
脈々とあるので、別にいいと思います。つらつらわらじ
二宮和子がヨッパライ侍書いたら、いちばん空気は近いかな。以上