例の、ヘンな名前のパブを
題名につけた推理小説シリーズ。
今回は、あちらでも相当に
へんな名前のようです。
←Telegraph
Britain's strangest pub names
*1
で、このお店のホームページが、
日本から閲覧出来るなんて、
21世紀高速情報化社会
素晴らしい、…と一瞬思いましたが、
The Only Running Footman -Gastro
http://www.therunningfootmanmayfair.com/
http://www.andyhayler.com/restaurant/only-running-footman
よくよく見ると、小説と異なり、"I am "がつかない店でした。
前世紀末、Google登場前夜の検索ツールを思い出します。
ガンダムという単語を埋め込んだエロサイトが、ガンダムで検索すると上位に来る。
ナマズ。当日記も、様々な単語がちりばめられた宝石箱のようなブログ…
ではないです。残念。グーグルの関連付けアルゴリズム、ボリショイハラショー。
今回、いつもの常連キャスト以外の、
よく分からない姉妹の
ストーリーが並行して
展開されるのですが、
結末でシュリンクするまで、
これの意味が分からず、
エージェントとかがいる
アメリカで職業小説家で
あり続けることは、
常に技巧のブラッシュアップ
が要求されるのだろうな、
と思いました。
あと、ジュリー警視の
セフレがよく
分からなかったです。
遊んでるってこと?
で、訳者あとがきによると、原題を「独り残った先駆け馬丁」亭と訳したのは、
編集の松浦さんという方だそうです。血槍富士。
「限りある命」亭という店も出てきます。この店のほうがインパクトあると思うのですが、
小説のタイトルにはなりにくいかな。
頁221
「あやまる必要はありませんよ、アンドルー。人は死んでしまったからといって、より愛されるようにはなりませんから」
頁104でウイスキーのデカンター、頁121でブランデーのデカンターが出てきますが、
蒸溜酒もデキャンタに移して飲むのかとびっくりしました。
デキャンターなんて、ワインの話としか思ってなかったので。
ワインはデキャンタ、ビールはピッチャー。私の理解はそんなもの。
今回も表紙は和田誠です。
今回の舞台はデボンで、
以前も出て来た
ところです。
前巻跳ね鹿の舞台は
ハンプシャーで、
その、ハンプシャーというと、
つい、一世を風靡した、
いま考えると、自分がその良さを分かっていたのかどうか、
恥ずかしい気がしないでもない、ホテルニューハンプシャーを想起するので、
おしょすい気分になりそうですが、幸い私は小説未読、映画安眠でしたので、
大丈夫です。そもそもニューハンプシャーはアメリカだし。以上
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