- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2011/06/18
- メディア: コミック
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本巻は、ほかの巻と、大きく毛色が違う気がします。
頁21 四段目左はじのコマ
アルコール中毒の
オジさんが
ガブガブと
浴びるように
飲むお酒でしょ
ガブガブと浴びるように吞めるカラダじゃなくなってて、
ぴゅーと含んだ口から水鉄砲のようにもどしてるかもしれませんが。
中毒と依存症の違いは専門家でも線引き出来かねるそうですが、
飲めばぴたっと震えが止まる、なんてえのは、
どちらでもないということは、絶対にないでしょうね。
作者は岡林信康の山谷ブルースを引き合いに出してますが、
まあ高田渡にそういう歌はないのかな。知りませんが。
下記の動画のコメントがすごすぎた。手拍子、笑い声…
年金払ってないけど戦争で苦労したから年金もらえた世代ではないですが、
ほんとに我々は21世紀を生きてるんだと実感します。
女子大生は三話。多いです。頁65のミニで太腿出して雪が降ってる場面、
なんなんだと思いました。頁121コラムで、高校生の娘に毎日、
弁当を作ってやってたが挫折した話を書いてて、
昔は詮索しないけど気になってましたが、
今は、Wikipediaに、奥さんとは死別ではなく生別と明記されていて、
読むほうもほっとしており、で、職場の同僚もそうですが、
この巻は妙に艶があるな、再婚話でもあったのかな、と思いました。
頁83は、下記が紹介されていてよかったです。
東京港南部地区海上公園ガイド - 城南島海浜公園
http://seaside-park.jp/modules/Top_Jounan/
散策ルポは本郷根津ですが、非常にあっさりしています。
この巻のコラムは、文体が、淡泊。いつもと違う。
で、なぜこんなコラムを書いたのか、と思う、
頁129今わの際に私は何を吞み何を食べたいか?
シミュレーション「最後の晩酌」
なる長編力作コラムが載っています。これには軽く驚いた。
で、頁168「ノンアルコールな昼どき」
あ〜〜〜〜っ
やっぱ
アルコールは
ありがたい
なーっ
クハーッ
ハイ
やっぱ
ぜんぜん
違いますね
頁169 ちょっとより道⑳②「ノンアルコールな昼どき」
ノンアルコールビールはアルコールが入ってないからおいしくない、
と断言していて、納得させられました。炭酸水でも飲んでた方がマシ。
そのとおりだと思います。ノンアルコールビールは、
ビールへの欲求を高めるだけだと思います。分かってきた。
あとがきはダイノジの大谷ノブ彦。大分県出身で、
スナックやってる母親のもとで育ち、35才まで下戸だったと。
そっからだんだんに慣らして、38歳にはイケる口になったとあり、
酒はいろんな表情をもっている。
これからも上手に付き合っていきたい。
長き素面時代にヨッパライを観察し続けたうえでの発言ですから、
重いです。なんとなく、あと二冊残してるけど、現時点でベストかな。
そんな巻です。以上