ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: ヴィトルトリプチンスキ,Witold Rybczynski,春日井晶子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/30
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東洋史の、清明上河図を読む、は、実際に良い本であることを知っていたので、
同等の本(西洋史)かな、と思って借りたのですが…
まず邦題が狙い杉。原題はそんなこと言ってない。でも原題は抒情杉。
One Good Turn: A Natural History of the Screwdriver and the Screw (English Edition)
- 作者: Witold Rybczynski
- 出版社/メーカー: Scribner
- 発売日: 2013/07/23
- メディア: Kindle版
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代理人、エージェントが噛むとこうなるみたいな本。
勿論、エディターが噛んでるのですが、あちらの編集者は、あまり朱を入れないのかと。
(そのかわりボツはボツで、まるごと突っ返す)
そして、活字が大きいのはいいのですが、ページあたり15行37文字で、二百頁ない。
解説訳者あとがきと注記を引くと、176ページ。1957年の『スケッチ・ブック』*2は、
17行43文字。技術史の本でかつ冗長な文章なので、
この薄っぺらさはかなり衝撃的でした。
作者は著書多数の建築学、都市論の教授とのことで、本作は、
ネット等を駆使して調べた成果と、時々の自分の感想、で成り立ってます。
だから、アンティキシラなんかも唐突に登場する。
アンティキティラ島の機械 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%A9%9F%E6%A2%B0
作者はいろいろ調べてはいるんですが、専門家の労作といったニオイが、しない。
百科事典の引用やまとめ本に頼っていることを隠してないので。
なんだろうなあ。銃にねじ切りをつけるところは、
花輪の塀の前の二巻、パラレルストーリーの鉄砲鍛冶父娘思い出しました。
刑務所の前 (第2集) (Big comics special)
- 作者: 花輪和一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/12/01
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正直、解説だけ読んでたほうが楽しいです。アラン・シリトーの話や、
中国の旋盤工が、目の前でひとつ仕事をしないと信用しなかった話。
こういう血肉の通った話が、解説だけだったのは、ハテ残念閔子騫。以上