『カストリ時代―レンズが見た昭和20年代・東京』 (朝日文庫)読了

カストリ時代―レンズが見た昭和20年代・東京 (朝日文庫)

カストリ時代―レンズが見た昭和20年代・東京 (朝日文庫)

読了というか、鑑賞ですかね。
これも、洋酒天国とその時代に出てきた本。

林忠彦 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%BF%A0%E5%BD%A6

この人の代表作で、上のウィキにも貼ってある、バーの椅子の上で、
半胡坐組んだネクタイ姿のダザイは、この本にも収められてます。
牛乳瓶眼鏡の不連続殺人事件も。昭和二十年代というタイトルですが、
テーマによっては昭和三十年代の写真も収められています。うたごえ喫茶とか。

頁31、アーニー・パイルのネオン写真で、初めて綴りが"ERNIE PYLE"だと知りました。
"Arny"だと思ってた。

アーニー Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC

頁43、邱永漢をして、さっぱり原語が分からないと言わしめた、謎の中国語、
チャプスイの看板写真。英文綴りは"CHOP SUEY" しゃれた店もできてきた
とのキャプションですが、そうかな。
Wikipediaは、私もむかし、“杂碎”じゃねえかなあ、と思ったのと同じ推論ですが、
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。とのタグがつけられてます。

チャプスイ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%97%E3%82%B9%E3%82%A4

まあ、チャブ屋のスイトンではないということで。

やっぱり現代のイオスとかはスゴいデジカメということで、21世紀では、
このぐらいの画質はもう許されないのかもしれないな、と思いました。
以上