公式 http://www.watashinosyoujyo.com/
http://tvdaily.asiae.co.kr/read.php3?aid=1396916272680943008
ほかの用事があって厚木に行ったのですが、急遽空いてしまい、観た映画。
前から気になっていたような気もしますが、観てみると理由は明白で、
水のペットボトルにソジュ(韓国焼酎)を移し代えてこくこく飲んでるペ・ドゥナ。
酔っては継子に辛く当たる若きやもめの男、どひゃーっ、て感じ。
でもアル中映画ではないです。百合ロリ映画かというと、それも、うーん。
何も最終日の最終回で観なくてもなあ。観客はお互い、お前百合ロリ目当てだろ、
お前こそ、みたいな疑心暗鬼で観てしまった観があります。
韓国焼酎はごん合瓶しかないんですかね。エンタメ的な魔少女演出なんかいらなくて、
おかしな人間関係の中で育ったためそれを正常と誤認して周囲を共依存に巻き込む、
的な正攻法の描写でいけばよかったのに、とも思いました。
私はペ・ドゥナの映画は、吠える犬は噛まないとグエムルしか見てないので、
こんな団子っ鼻だったかなあ、とか、鼻だけ日に焼けてるのは飲み過ぎ演出なのか、
とか、思いながら観ました。こないだはアラガッキーの人の映画観たし、
今日はペの人か、みたいな。少女役の人は一度辞退したが、
五百人オーディションしても決まらず再オファーで説得されたと、
上映前の蘊蓄解説で係りの人がゆっていましたが、さもありなんと思いました。
虐待とか犯罪とか、難しいですし、コレクトに描けてる脚本なのかどうかの点もある。
ペの人の肌は、酒で荒れてる演出のような気もしました。
いっそアラガッキーの人で撮って、ハングルのせりふ喋らせて、
在日五世で、国民の義務である徴兵のため帰国して警察にキャリア就職した、
という設定も負荷したら、よりカオスだったかも、と、思いました。
この漁村がどこか分かりませんでしたが、
パトカーにヨースと書いてあったので、全羅道チョルラド麗水かと思いましたが、
確認してません。実は済州島でした〜と言われても、方言差とか分からないので。
来月厚木で公開予定の国際ナントカで会いましょうは慶尚道キョムサンドかまやまなので、
チョルラドだとするとバランスがとれてよかったと思います。
韓国語でも中国籍朝鮮族を「朝鮮族」、チョソンジョクと呼んでいて、
ショックでした。ウリナラサラムのカテゴリーに入れてはいるのでしょうが…
で、東南アジア系もインド人も、私の耳には流暢なハングルを話すのですが、
ペの人はインテリ警視という設定ですので、彼女と暴発するインド人は、
英語でやりとりしてほしかった気もします。
この映画がアル中映画でない理由ですが、ペの人の濫飲は確かにひどいのですが、
留置所に収監されて酒が断たれた状態で、所謂禁断症状、離脱が出なかったので。
留置所で離脱に苦しめられる人の話は聞きますし、そこで水飲んだり吐いたり、
病院で金払って入院しなくても留置所で離脱を乗り切ることはあるとかないとか。
もしアル中映画要素を入れたかったのなら、ここは取材不足と思います。
もっとも、こんな生活(アフターファイヴはソジュこくこく)続けてたら、
早晩仕事にも支障が出ると思いますが。
「眠れない」の意味が、アルコール血中濃度のアレの意味に変わって来そう。
あとはなんだろう。ペの人が「アラッチ?」と言っていて、
猟奇的な彼女の名台詞だったな、ため口韓国語すばらしい、と思いました。
上官に対するペの人のハングルは、ハングル講座で習うとおりの敬語会話かと。
以上です。