『マネーフットボール 3』 (芳文社コミックス)読了

既に作者のツイッターなどで知られていることですが、帯はあだっちぃーのしと。
この写真で本当によかったのか、鳥取の大山と神奈川の大山、どちらを「おおやま」と読んで、
どちらを「だいせん」と読むか分からなかった思い出が、どうでもいいのに忘れられない。

頁44 佐倉
おい
お前
ずっと愛媛にいる気か!?

(中略)
チームの浮上がない限り
オレたちレンタル組の
未来もない

頁45 カジ
くそ…
言われなくても
わかってるよ
オレだって
愛媛ここで輝かなければ
浦和に戻れない

(中略)
オレは
愛媛で終わる
つもりはない…

頁48 カジ
オレは浦和に
戻るんだ!!

もーこんなマンガが出回るから、
永木くんも航くんも秋元もコバショーも出て行っちゃうんだよ、
とは思いませんでした。

頁160 札幌CEOの独白
ふん…

選手を引き抜かれる側の貧乏クラブは
その選手獲得を『強奪』などと
陰口をたたくが――

これは『ブラック企業』に不当な
待遇を受け 消費されている
才能ある若者への救済事業だよ

プロサッカー選手の
引退時の平均年齢は25・6歳
ケガをすれば
明日をも知れない
厳しい世界――

Nリーグにまだ
年金制度はない
現役時代に
稼がないと引退後
路頭に迷うことになる

選手の立場になれば
現役時代に1円でも多く
収入を得ようとするのは
当たり前の話だ

あくまで
プロサッカー選手は
個人事業主――

我々経営者と
対等の立場で
取引先を選ぶ
権利がある

移籍して
ほしく
なかったら

年俸を上げ
複数年契約
すればいい

愛媛の予算10億に対し
札幌は20億――

プロサッカークラブに
おいて貧乏は悪だ

ウチも もっともっと
予算を増やさないと…

もーこんなマンガが出回るから以下略

寺前選手が、寺川能人に見えて仕方ないです。キャリアは全然違うんですけどね。
頁67扉絵の生コン工場の意味が知りたいです。秩父?徳山?
頁80頁138等、のー先生の「アスリートの食事シーン」はためになり、定評があるところ。
頁139、選手バス入り時、サポがやる、湘南流に言えば「勝利の花道」、
プロ野球とかにもあるんですかね。なければ、説明があったほうがいいかも。
知らない人は知らない場面。

頁126
患者
順位 下がっとんの〜
今年もこいのぼりの
季節までかな〜

看護婦(伏線)
どこかで
聞いたような話
ですね!

足を止めなければ止まらないんだよ、みたいなNONSTOP FOOTBALL論。*1
頁27、一度も勝ったことのない相手に勝つ、歴史を変える試合というと、
サンガがジュビロに勝った梅雨時の試合を思い出します。
タダ券でジュビロの代表選手を見に来たワコールの女子社員が、
どっかの大学のギャラクシーというチアチームの名前を、
「信じらんない」「バブル期のセンス」と、試合と関係ないところで反応してた、
あの試合。ジュビロのこるりだが、対サンガ戦は連続何十何回勝利中です、
今日も勝ちましょう!と力強く鼓舞した試合前…
今年はひさびさに栃木グリスタに行ってみたいです。相模原戦の日程があえば。
以上

*1: