『東京湯巡り、徘徊酒 黄昏オヤジの散歩道』読了

東京湯巡り、徘徊酒 黄昏オヤジの散歩道

東京湯巡り、徘徊酒 黄昏オヤジの散歩道

(1)
似たコンセプトの本は、久住昌之で三冊読んでいますが、あちらはおそらくウェブ連載。
(初出を明記してないので、推測)

久住『昼のセント酒』読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20151023/1445605117
久住『ちゃっかり温泉』読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20151118/1447853294
久住『ふらっと朝湯酒』読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20151120/1448022358

(2)
こちらは週刊漫画ゴラク連載に加筆修正と奥付に明記。漫画誌エッセーの常として、
ラーメン屋で雑誌で読むときは、長い文章と思っていても、本だと、短さに唖然、的な。
オータケ調とか太田調とか酒場詩人調とか、業界にもいろいろ芸風があるのでしょうが、
なめだるま親方の芸風は知らず、また、摑めぬまま、終わりました。

(3)
連載期間の記載はないのですが、刊行は2012/12で、頁59など、
しかし世の中は絆、絆ってウルサイねぇ。(中略)あ〜酔ったかな。
思ってたことが、削除や上書きされずに残るって、紙媒体の特質だと思います。
焚書坑儒でもなければね。どうしても、人間は、思ってしまう。止められない。

(4)
私も戦闘では必ず体重計りますが、なめだるま親方も計ってます。
そういうものなのかと得心しました。私が親方の真似してるわけじゃないです。
メタボ対策ロコモ対策。風呂場のマナーや、他入浴者のたんたんたぬきに、
つい寸評を加えてしまうのは職業病か。というか、私は、作者を、

(5)
誰かほかの風俗ライターと混同してるような気がずっとしてるのですが、
それが誰だったかまるで思い出せないです。風俗ライターとかよく知らないし。
駅弁スタイルは村西監督で、ナイスですね、というのが口ぐせだったのかな?
エッセーとか別に上手でもなかった気もするのですが、忘れてます。分かりません。
チョコボールとかバクシーシとかは、やはり監督で、エッセーとかも、知らない。
ペログリ日記は、田中康夫だったと思いますが、風俗ルポではないはず。

東京ペログリ日記大全集〈1〉

東京ペログリ日記大全集〈1〉

東京ペログリ日記大全集〈2〉

東京ペログリ日記大全集〈2〉

東京ペログリ日記大全集〈3〉

東京ペログリ日記大全集〈3〉

東京ペログリ日記大全集〈4〉

東京ペログリ日記大全集〈4〉

東京ペログリ日記大全集〈5〉

東京ペログリ日記大全集〈5〉

松沢呉一も違うし、成田アキラは立派な人ですが、素人さん専門ですし、
東陽片岡はマンガだし、あと誰かいるような気がするのですが、思い出せない。
ふと、全然関係ないですが、うろつき童子の作者がエッセーで、
服役中の息子に、またタイに遊びに行ってくるぞ、お前は改心せえ、
と毎回諭すのがあったなあ、あれは文章以前の素の面白さなので、
反則だ、と思ったのを思い出しました。