『老兵挽歌 〜異郷に生きる〜』劇場鑑賞

公式 http://cr21.web.fc2.com/banka/banka.html
台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
http://jp.taiwan.culture.tw/information_34_40737.html
ジャック&ベティhttp://www.jackandbetty.net/cinema/detail/831/
http://www.jackandbetty.net/upload/main/rohei_tirashi.jpgブルーレイ上映。木曜男性1,000円。
朝イチ上映ということもあって、
なんとか時間のあいまに見れた映画。
眷村*1は出ません。タイも出ない。
飛び地研究会で見たんだっけかなあ、
眷村。榮民の家を知ることが出来、
よかったです。朝五時過ぎの朝食、
十二時前の昼食、夕方五時前の夕食。
食器は各自。厠所浴場撮影はナシ。
午後の余暇と夜の時間の潰し方は有。
二人部屋。チラシの右上の人、
百歳なのですが、健康維持のため、
所内で自転車に乗る場面があった。
岡山をおかやま、板橋をいたばし、
と呼んでますが、前者を「こうざん」
と呼んだ資料も見た気がします。
一ヶ所、江蘇「州」という字幕誤植。
江蘇「省」。
ひとり、本省人元兵士が
出てきますが、
この人のセリフは本当に
分からなかった。ひとつ、
國語の単語がありましたが、忘れた。
館内大陸地図に掲げられた「我従哪里來」(わたしはどこから来たか)という簡単な文句も、少年時代兵士として徴用され、そのまま台湾まで来てしまい、退役後も台湾で働いた、老兵たちにぴったりで、よかったです。大陸との往来が不自由な時代に南ア経由で往来した例、小三通、そして年の離れた大陸嫁と、ひとつひとつ地味に事例をきちんと紹介してるのもいい。
健康体操の場面、チベット仏教のお経の文句、オンマニパニペメフムを念じていて、台湾の仏教の隆盛がかいま見えました。ああいう感じなのか、と。佛教ボランティアが来るんですね。
朝鮮戦争の抗美援朝義勇軍捕虜で、大陸に「去」らず、「囘」台湾の“反共義士”のうち、四川出身者がめいめい体に「決心滅共」などの文字を墨で入れて、青幇紅幇洪門哥老會的な、まさに歴史上の帮みたいなグループを形成した、の場面もよかったです。人は、伝統を踏まえた行動をとるんだな、と。
チラシの文言「朱毛」は後半削ってて、確か全文は、誠滅朱毛匪帮、だったかと。ただ、インタビューでも、「共匪」という言葉はなかった。時代を踏まえてかと。向うの人は日本より敏感ですね。絶対。10月29日が榮民の日なのは、なんでかと思いました。施設近隣住民の本省人の声も聞ければ、よかったかな、と思います。
あといろいろあった気がしますが、とりいそぎ以上。