『なぎさにて 2』 (ビッグコミックス)読了

なぎさにて 2 (ビッグコミックス)

なぎさにて 2 (ビッグコミックス)

アマゾンからオヌヌメメールはありませんでしたが、
ふと検索したら出てたので、福利厚生クオカで買いました。

帯はなくとも表紙に直接アオリ文句
なんて
素敵な日
なんだろ

一巻と違い、企画・編集の斉藤明生という人の名前の記載はありません。
作者はどんどんこじらせてるような気がします。
誰かの指摘を受けて、クセを抜いた絵柄に(特に主人公らJK)してるストレスからか、
妙にセックルにこだわって、かつてボクサー漫画で、主人公にかなりエグい童貞喪失させて、
それを読者に見せて悦に入ったあの悪癖再度出しますよ、と、読者の気引いてる気します。
誰も見たくないそんなもの。

頁82
聞いて!!
なんでも
答えるよ。

ホリエモンのような台詞と思いました。

父母と、母の遊び人の恋人、という三角関係過去回想描写が、また入江きわ… というか、
ほんま作者は大好物なんだろうな、人参目の前にぶら下げられた馬のように、
いそいそウキウキと筆がのりのりで描いていて、そこはとてもよかったです。
もうそれだけでいいや。いちいちいじめられてる男子高校生に「パネエ」とか
言わせる場面描かなくてもいいです。考えたら、嫁とその母との同居って、そうか。
作者の家庭か。

頁11〜12の食卓場面、五人家族のお茶碗とお椀が、みんな同じ器に見えて、
家族別々に洗ってしまうのだろうか、いっしょに洗ってしまうと、
どれが誰のだか分からんぞ、文革期農村の食堂じゃあるまいし、と思いました。
自分の食器や箸は、ほかの家族と共用にはしない、したくないので、
大きさや色柄をめいめいちがえてるのが日本の家族と思います。
その辺は、江戸時代の箱膳から卓袱台みたいな大皿取り分けに移行した昭和期に、
折衷案として普及した日本の習慣と思ってます。
口から食べかす飛ばして他の人の味噌汁に飛び込むいつもの新井描写がありますが、
それ以前に、食器の描き分けがない点のほうが気になりました。

一巻読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20151004/1443964853

以上