
- 作者: よしもとばなな,黒田アキ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 文庫
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カルチャーミーティングの
レジュメにあった、
台湾を描いた
日本語文学の一冊。
読んだのは左記、
ハードカバー。
装画 黒田アキ
装幀 新潮社装幀室
(1)
ばななについて。
風邪ひいた時とか、
万能栄養補給剤と
思っていたのですが、
邱永漢が、彼は、
父親が香蕉を
食べ過ぎると
下痢するからと
禁止してたため、
あまり好きでない
とエッセーに
書いていて、
信じるわけではないですが、
邱永漢の食エッセーは
ほとんど信じてますので、
これだけ信じないのも
座りが悪くて、
ずっと困っています。
(2)
王国について。
左記の様に、
中国のことを、
ミドルキングダムと
言ったりします。
エジプトの中王国のことも、
古王国や、
クレオパトラの
新王国と区別して、
ミドルキングダムと
言いますが…
まあでも、
リパブリック以前の
中国はエンパイア
であって、
キングダムが
赦されるのは、
ヤンジャンの
マンガの時代、
春秋戦国時代まで
じゃないかと思います。
あと、「中」も、ミドルでなく、セントラルだと主張される気がします。
頁104
世界中の熊笹に対する感謝の気持ちが私を満たした。実際にその気持ちが世界中の山に生えている熊笹をかすかにゆらして伝わっていったのではないかというくらい、その気持ちはすうっと天に通った。
それはほんとうの感謝だった。気をつかってするものでもなく、口をありがとうと動かすだけでもなく、こみあげてくるものだった。
そしてほんとうの感謝の気持ちというものを味わうことをさせてくれたことにまで、私は感謝した。
頁182
昔はよかったという話ではなくって、快楽が少ないな、と思う。
生っぽい暑さにさらされていると、体全体が歓ぶのだ。もっといじめて、という感じに。私はそれが好きだった。その体を水にひたして骨まで冷えるのも好きだし、その骨まで冷えた体をまた太陽の熱にさらすのも好きだった。世界とセックスするというのは、そういうことだろうと思う。
観光もサービス業の一種ですから、来るもの拒まず、いろんな客を笑顔でウェルカムで、
そういう意味では割りのよくない仕事ではあるなあ、と思います。
どういう種類の人間が、どういう感慨を求めて訪台するんだか分かりゃしない。
オルタナティヴな観光、エコツアーとかスタディツアーみたいのが適度にあれば、
バランスがとれるのかなあ。でも、頭でっかちなまじめ旅行も、どうだろう。
頁158で、台湾のスタバは、お茶が豊富であることが分かりました。以上です。

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新潮社公式著者インタビュー
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/383403.html
ゲーム ミドルキングダム紹介 ホビージャパン
https://hobbyjapan.co.jp/game/?p=311
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