『酒のほそ道(39)』 (ニチブンコミックス)読了

3万エソあった福利厚生クオカもこれでだいたいおしまい。
帯とあとがきはBS朝日番組出演の田中律子(タレント)
帯写真と同じもの(ラサール石井も写っているもの)がツイッターにありました。
*1

「本当にお酒が吞めて
良かったな〜と心から思う。
大好きなお酒を吞みながら、
お仕事ができるなんて、
こんな幸せなことはない!!」

かましい。ウソです。カギカッコの中の改行なので、
行頭一マス空けるべきではないかと思いました。ちいさなことですが。
そして時期に合った蚕豆のイラスト。表紙は、炎上してしばし更新停止中の方の、
ブログで考察されていた泡ツブツブ描写のジョッキを掲げる宗達。人生はゆめまぼろし

口絵江戸の北東に位置するとある湖…どこだろう。印旛沼手賀沼洞庭湖
まえがき 骨董に比べると、新品で買ったものはやはりなんか風格がないというか、つまらないというか。だからといって、いきなり土の中に埋めたりするのもなんだしなあ…。
そういう青山二郎みたいな真似はしないほうがいいと私も思います。
箱書きまでして、知人に売りつけ始めたりとか、なんの病気か。

39巻は、ちょうど今の季節直後の話(梅雨明け)から始まって、夏バテの時期は飛ばして、
すぐ天高く馬肥ゆる体育の日の話になり、秋冬春と巡って、またこの季節で終わります。
その時間の過ぎ方がとても心地よいと思いました。私も宗達のように、
セコく小人物を発揮しつつ、愛され、そしてそれなりに充実してこの一年を過ごしたい。

第3話枝豆論議、冷凍枝豆は労働者の家飲みに欠かせないツール(特に共稼ぎ)なので、
あまりDISらないで下さい、と思いました。ホント時間のない人の味方と思う。
家に居場所がないので家飲み出来ない人には関係ないですが。
カプホやサウナで解凍出来ないだろうし。ネカフェや満喫でもどうだろうなぁ。

頁34、みょうがチーズ焼きは試してみます。

第4話は以前あったポダリングの話の焼き直しかな、と思いましたが、
あっちはハシゴ酒が明確な目的で、こっちは流されて吞んでる。

第5話、鮭のフライは、骨がまるまる入ってると、ちょっと引きます。

第6話、私は、酒場で見ず知らずの他人と意気投合すると、
その後疲れてしまい、しかも慣れあったことに憤りを感じ、
街路樹とか相手に暴れたりしたこともあったです。アホか。

第7話、作者が蕎麦屋で飲む機会がご無沙汰、というのは、京都に月の半分?
住んでるからというのもあるんじゃないかと。京都に蕎麦屋なんて、
先斗町に一軒あったはずですが、あとは知らない(往時の情報)
京都もまた、うろん圏ベダンダ国。否、ベダンダ国ではないか。

小篠って青年、いつからのキャラでしたか。ヒトミンの旦那はイクメンとして、
下戸だけど飲みの誘いに応じてた大柄ツーブロッカーは元気でしょうか。

頁75、マーラー味には紹興酒より焼酎、は、しごく当然な組み合せな気がします。

頁85、「話梅」 教えてくれた人間のことを思い出すと、痛む。
一時期商社がなにたくらんだか、日本のコンビニでも並んでましたが、消えた。
⇒【後報】コンビニは、沖縄食品としての流通だったとか。

 干し梅 Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E3%81%97%E6%A2%85
(2016/6/19)
頁103、プリン体、尿酸値。アキレスけんから抜く。薬飲む。
そういえば、次、諏訪には、御柱祭りが終わって一段落した頃、行きます。

頁118、スシネタだかサシミにボラを使う店の話を聞いて、えっと思いましたが、
相模湾で獲れたもので、だから川の泥臭さはないんだとか。

第17話、骨酒というと、吉田ケニチ、否、健一先生の金沢とかでしょっちゅう出てくる、
イワナなんかが連想されますが、ここでは海の魚中心ですね。あとウナギ。

第18話、最後まで「角打ち」という単語を使わなかったのは、いかなるポリシーか。
コンビニのイートインは飲酒NGが多いと思います。子どもが多いからか。

頁157、クレソンは、邱永漢が戦後来日当初、多摩川に生えてるのを見つけ、
外人が植えたのではと推察しつつ、重宝してたと『食は広州に在り』に、
書いてたと思います。この本はこのマンガでも宗達が梅雨時のバーで読んでた。

第20話、宗達はパソコン何に使ってるのか、タブレットにはしないのか問題。

頁186、臭豆腐、腐乳も珍味かな。ピータンやチャーシュー、ザーサイは違うか。
クラゲはどうか。

頁192、セロリ浅漬けは私も冷菜番の中華コックさんから教わったことがあります。
カリフラワーもいれてたかな。でも作らなかった。
このコックさんも、腕は一流で勿論特級持ってるんですが、優しすぎるので、
前菜係に甘んじてて、ラオバンの親戚が店のメイン張ってたという…

第25話、ズッキーニは、野菜としての個性が乏しい気がして、
あまり好きでないです。なんか味がなくてフニャフニャしてて。

女子大生は一話のみ登場。令嬢久美子に憧れる本気。以上