岩崎ちひろ美術館「赤羽末吉・中国とモンゴルの大地」

http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2016/0119_1657.html

作者 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%BE%BD%E6%9C%AB%E5%90%89
戦前は満洲で働いていて、終戦の二、三年後帰国。GHQから、さらにアメリカ関係で働き、
その後…という作者の人生は、知りませんでした。持ち帰り禁止でしたが、
こっそりかばんの底に持ち帰ったスケッチや写真が、出版もされてますが、
今回展示されていて、興味深く眺めました。売買店は、マイマイジャーとのことなので、
「売買」の音が転嫁してるのだと思います。通化、赤峰、通遼。

ここで曲がればよかったのに、見逃して、交差点まで行ってしまいました。
100円返却式のコインロッカーにお金が入らず、よく見ると、
誰かのオカネが入ったままになっていて、それで、使用後、
また百円入れときました。そういうルールなのかと思って。

スーホの白い馬は教科書で読んで知っているのですが、
動物愛とかの建前以外に、当時東西冷戦でモンゴルと断絶された状況で、
変わらぬ大陸愛を育む意図もあったんじゃないかな、と思います。
(日本は戦後も永くアウターモンゴリアを、ソ連のカイライであるとして、
 国家として承認しない立場を貫いていた。それはまた、
 アウターモンゴリアを自国領とする中華民國の主張とも通底していた)
馬を食べたような記憶もありますが、モンゴル人は食べないと思うので、
それは模造記憶で、やっぱり違いました。
ほかに何かあれば、また。以上
【後報】
そう、この画家さん、ほかにも中国を題材とした絵本いろいろ描いてるのですが、
全部雲南とかの少数民族の民話なんですね。なぜ漢族を描かなかったのか。
それは見ていて、知りたいと思いました。

いわさきちひろの絵は正直苦手なのですが、ファンがたくさんいるんだなあと、
思いました。白目だけ、黒目だけ、という目が苦手なんです。
眼には黒目(茶色でも青でも緑でもいいですが)と白目の両方の部分がある、
という思い込みが強固なので。
あと、おやきとか売ってました。長野県繋がり。


(2016/12/1)