『透明なゆりかご(3)』 (KC KISS)読了

透明なゆりかご(3) (KC KISS)

透明なゆりかご(3) (KC KISS)

2016年4月13日初版
2017年1月6日6刷
この巻から、監修/産科医 竹内正人が中表紙に入ります。
それ以外、1997年当時とかローマ字とか中表紙の副題とかは、変わらず。

頁13、よく分かりませんが、こういうケースなら、
七ヶ月すぎても中絶可能なんでしょうか。
早産じゃなくて。あと、母子手帳があって定期健診する日本で、
七ヶ月のエコーでやっと分かるものなのかと思いました。
四ヶ月か五ヶ月じゃ分からないんでしょうか。

この巻も頁62に、「めずらしくないんだよ」とあります。
こんなことそうそうあったら困る、と読んでて思う時、
現場の人間の声として稀ではない旨説明が入り、
頁68のようにたんねんにナレッジの蓄積による裏付け、肉付けがされてゆく。

第19話が残された女性の会の話。
強く生きるって約束したはずなのに――という嗚咽の後に、

頁123
「(そんな母親なんて)いないの。私達も何年 何十年たっても立ち直っていない 弱いままでいいの 受け入れられなければそのままでいい そして そういう母親はあなた一人じゃないの だから辛い時は(以下略)

以上