『ちはやふる(2)(3)』 (BE・LOVEコミックス)読了

献血で読んだ漫画。二巻は2014年の25刷。三巻は2012年15刷。
小学生が終わって、高校生になって、ボーイッシュだった主人公は、
身長167cmの小顔美人で中学時代は陸上で活躍、でも性格は相変わらずで、
幼馴染は勿論イケメンの進学校学年トップ譲らず親は金持ち、
エスカレーター進学しないので私立中から公立受験高に移った)
なんというか、サラリーマンに『BE-BOP HIGH SCHOOL』の読者が多くて、
自らのちょい悪体験を引き延ばして模造記憶のヤンチャ高校生時代を構築する、
そのよすがとして活用していたらしい、との話を思い出しました。
今の少女漫画って、これって、その女性版ではないかと。
誰もがうらやむ美女JKというかスーパースチューデントみたいのが、
かるたに全力投球の青春とか読んで、読者は自分の失われた(失われてないか)
高校生時代を再構築してるのでは、と思うわけです。

時おり、主人公の顔が、漫画の技巧として、すっぴんのはずなのに、
くちびるに紅さしてるように描かれてるのが、また。
絶対職業婦人が自分の過去とダブらせて、昇華させるツールだと。

北陸新幹線開通前の漫画ですが、どのみち福井なので、
米原とかから行く方が早いのかなと思いました。

Tシャツって今でもプリントゴッコとかで自作するんですかね。

フライングで四巻ぱらっと見て、神社の茅の輪で、
ライバルのクイーン?見ましたが、
キャプテン翼のナトゥレーザみたいなキャラなんですかね。

主人公も陸上やめて、幼馴染もサッカーやめて、
文化部かるたに専心してますが、集中が物を言う競技らしいので、
基礎練はやったほうがいいじゃいかと思いました。
若いから完徹二日とか全然出来ちゃうんでしょうが、
でも体力がないと厳しいと思います。ベックを読んだ時感心したのが、
主人公は水泳、ドラマーはレスリングと、体力作りを欠かさない場面。
六角の演劇部も発声練習だけでなく、ランニングと筋トレくらいは、
してたんじゃいか。そう思います。

あと、バイリン版なんてあるんですね。どうなんだろう。以上

バイリンガル版ちはやふる2 (KODANSHA BILINGUAL COMICS)

バイリンガル版ちはやふる2 (KODANSHA BILINGUAL COMICS)