『酒のほそ道総集編 宗達の大衆酒場吞みある記: 酒と肴の歳時記』 (にちぶんMOOK) 読了

くぅ〜 たまらないねえ 春のうららのぶらり酒

タマタマ入ったコンビニでまだ平積みだったB5版雑誌。
酒のほそ道の増刊は、これまでは季節もののアンソロジーでしたが、
ネタが尽きたのか、今回は「街」編です。東京の、各町。

単行本未収録作品も多数収録!!

単行本全部読んでるはずですが、けっこう忘れてるので、
どれが初出かよく分かりませんでした。
都電(大塚で飲むとはやるなあ)、原宿、都バス、秋葉原などが、
憶えがないかなあ… 神保町などは、'80年代のぴあマップ掲載の、
店がそっくり全部残ってるので、読んだ時唖然とした記憶があります。

<登場する街>
浅草/向島/新橋/根津/吉原/深川/荻窪/人形町/都電/原宿/蕎麦三昧
都バス/秋葉原/吉祥寺/新宿/北千住/神保町/神楽坂/麻布十番/両国/板橋

単行本だとバラバラの、かつての赤線地帯探訪が、
このアンソロジーだと天丼になっていて、しかもかすみ同伴率が高いので、
讀んでて新発見と思います。向島は玉ノ井だし、深川は洲崎だし、
吉原編に至っては、タケノマタ?らと飲みに来るわけですが、
宗達を残してふたりはオフロに行ってしまうという…
これ、読んだかなあ。井の頭恩賜公園のボートは二回出ます。
どちらも相手はかすみ。女子大生もかなりの確率で出ます。
原宿のこの飲み屋のあたりは私もむかし働いたことありますが、
ボヤとかにものっそ神経とがらしてましたね。
地上げのあれこれが冷めやらぬ頃だったからか。

春の酒肴と酒場探訪記傑作選!!

全然関係ありませんが、私がここで酒のほそ道の感想書き始めた頃、
小田急の中央林間でラズウェルに似た人早朝見たことがあります。
すごい睨んでた、何かを。本人なわけはないでしょうが、その時だけ見た。

カラー特集 街の“魅力”と酒場の“味力”を大紹介!宗達が訪れた“東京名酒場”探訪記

しょん横の話は、何度読んでも、アテをそんなホメてないので、
やっぱりふいんきだけを味わう通りなんだよな〜と思います。
お値段も全然安くないですしね。しょん横。渋谷のあすこもそうか。

宗達直伝 春のお手軽酒肴 極ウマレシピでお酒が進む!

ムーシューロウが出てきますが、スクランブルエッグ状態のイメージなので、
この本のように溶いた片栗粉であんかけ状態にするのは、違う気がします。
麻布十番の森ビルとか、タイ焼きとか、石原さとみみたいと思いました。
直箸の話は、採り箸使えとしか言えない。割り箸一対ペキッとおろすだけなのに。
バカジャネーノ、コイツラ、ばかじゃんばかじゃん(と、東京弁
こうやってまとまったの読むと、このマンガは東京のマンガなんだな、
とよく分かります。江戸っ子ではない、大学出てそのまま居つく東京。
八戸とか富山とか台湾とか上海とか、東京以外も酒ほそは探訪してますが、
このくらいのディープさがしっくり来て、あるある感を煽るというと、
やっぱり東京のサバーブとかセントラルなんですね。そう思いました。
以上