『一千一秒の日々』読了

読んだのは2005年のソフトカバー単行本。表紙は同じです。連載は前年。

一千一秒の日々 (角川文庫)

一千一秒の日々 (角川文庫)

昼間の休憩時間にぼんやりテレビを見ていると、
作者本人?とインタビュアーがゴハン食べてる?番組か何かが映って、
女子会トークとか現実そのままでリアリティがありすぎて、
女の子ならみんな共感がどうのと言っていたような気がして、
はーそんなすごい作家何故知らなかったんだろう、と名前をメモして、
帰宅後検索して、綿矢りさと金原より島本理生のほうが、
アクタガー賞だかナオキ賞だかにふさわしい、
というアマゾンレビュー読んで、
幾つかの小説のあらすじとレビューをこれもアマゾンで読んで、
ナラなんとかは読むのに時間かかりそうだったし、
先生!は川原和音、センセ💛は春輝で、まずこれ読みました。

私は音楽に疎いので、この歌知りませんでした。


これも、聴いたことあるかな、くらい。
ファストカーは、山本直樹のマンガに出てきたかな、くらいな。
リンキンパークも、知りません。だから、どの歌が作中に流れたのか、
分からない。

濡場以外この小説の会話全パクしたエロマンガやエロゲがあっても、
絶対バレない気がしました。読者層がまったく異なるので。
そしてそれはウケる気がしました。あくまで個人の感想です。

デブの話がいちばんよかったです。
身近なデブを念頭に置いて読みました。で、
いくら空調完備でも、デブは飲食業は、ワキアセとか、
スメル面でのハンデがでかいと思います。
あとこの小説のようにぶつかったりで、
小説では飲食器の物損だけですが、服を濡らしてクリーニング代が続くと、
キツいだろうなと思いました。実際の話。

頁120。私の周りもご多分に漏れず、携帯覗き見で事態が発覚し、
出て行ったり出て行かれたり家庭内別居だったりが、
両手で数えてもまだ、くらいなものですが、この小説のこのページ、
ロックされてなかったら逡巡せずに見るさ、人間だもの、
的な簡潔な展開が非常によかったです。そういうものか。
私は携帯は見ませんでしたが、見てると思われてたろうな。
で、手紙の束に蛾の幼虫(と成虫)がたくさん湧いてるのを見つけてしまった。
あれは、どんな想念思念の実体化だよ、と気持ち悪かった。
以上