我が家の暖炉は海辺にある。生き方のそばに、京急 LIVE THE LIFE YOU LOVE.かけがえのない一日を重ね、120周年。そして未来へ。これからもたくさんの笑顔を乗せて。


京急

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沿線に暮らして見つけた海 この黄昏が身近にある贅沢
 ふと無言になる。波音だけが響く。ときどき、パチパチと薪が鳴る。沈黙も悪くない、と思う。ほんのり暖かい空気が2人を包む。「前にもこんな夕日を見たの、覚えてる?」「うん、まだ結婚前だったよね」波音が再び、静寂を埋めた。
 ずいぶん遠くへ来た気がする。でも家からは電車とバスで、思いのほか近い。京急沿線に暮らして、三浦半島を知るようになった。ここも最近見つけて、2人は暖炉と呼んでいる。
三浦半島を走り続ける京急 まもなく創立120周年
 京急のレールが横浜から浦賀や逗子へと延びたのは、1930年代の初頭。1975年には三崎口までが開通し、赤い電車三浦半島を駆け巡っている。おかげで今日、2人はこの海に、夕暮れに、会いに来れた。赤く染まる雲、闇に溶ける島影、瞬き出す星。すぐに足を延ばせる場所に、別世界が広がっていた。
 「また来ようね」日が落ちて、辺りは暗い。「そうだね」波音がまた聞こえてきた。

焚火が出来る海岸があるんですね。