[読書]ビッグコミック2018年3月増刊号掲載(諸星大二郎劇場8)『オリオンラジオの夜 西暦2525年』読了


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9A%A62525%E5%B9%B4

高田渡がソイレント・グリーンについて書いたから、
諸星大二郎は西暦2525年を書いたのかどうか。
私はこの歌知りませんでした。

主人公がけっこう肉付きがよくなっていて、頁118左上のコマなど、
さすがスポーツジムに行って鍛えてるんだな、という肩幅で、
むかーしの、例えば、『袋の中』の壁ドンのコマの肩幅などからは、
隔世の感があります。モロホシ漫画の主人公がジム通いとか、
そっちのほうが西暦2525年。ニコニコパパヤ。タスケテー。左卜全

もうそれ以上感想はないので、ほかの漫画、ギャラリーフェイク
中国の贋作厨房の描写、精密度が、うまいなーと思い、仮装通貨はアレですが、
ナントカペイの紅包とか同様、スマホからスマホへ、ピッと支払を移す、
場面がいいなあと思いました。それだけに、頁75、
どうにもならないの意味の中国語がメイヨーとあるのは、
初歩的過ぎるミスというか、どこのだれが監修チェックしたら、
こういう基礎の手抜かりが生じるのか、あたまコングリと思いました。
昔ならメイファーズ没法子、今ならメイバンファー没办法、メイメル没门儿、
そういう言葉でないと、「どうにもならない」の意味にはならないかと。
なんで歿有なんだか。

小学館ドラえもんとか高橋留美子とか、いろいろ中文版でも、
売れ筋のコンテンツを持っているですので、それの訳のノウハウが、
あってなんでこんなミスするのか不思議です。
そういえばこないだ香港映画「十年」見た時、出てきたドラえもんが、
正式版権版のトンルオアームンでなく、版権ナッシング時代から、
ずっと庶民に親しまれてきた、ジチマオ(機器猫)だったのは、
なんでだろうと思い、正式版権版よりよい訳なのかと、今ふと、
勘繰ったりしてるです。誰か比較して論文書かないかな。

このぐらいの解像度なら載せてもいいかなと。次号は巻頭カラーだそうで。

あなたはきっと、まだ見ぬ不思議に遭遇する。
鬼才が魅せる奇怪譚。
最新単行本大反響につき
巻頭カラーで登場!!

晴れた、冬の夜にしか
聞くことのできない、
「オリオンラジオ」。
誰が発信しているのか。
どこから流れてくるのか。
詳細を知るものは、
誰もいない。
ただ、その“不思議”な
ラジオを聴いた者は
皆、自然と
“不思議”に誘われ―――

緊急大重版!!
諸星大二郎劇場」
第➊集
好評発売中!!!

実際どれだけ売れてるのか知りませんが、今はなんでも、
初版を少なく刷って、「たちまち重版!!!」とやるセオリーが、
充満してるので、誰も驚かないと思いました。以上