- 作者: 新井英樹
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/01/12
- メディア: コミック
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漫玉日記でキャラが知られてるだけに、どういう状況だったか、
想像しやすいかと。各話著者手書きコメントつき。
帯
世界
収録7編が全てコミックス未収録!!そのうち4編が、雑誌にすら未掲載!!最古作と最新作の幅が30年以上!!漫画家・新井英樹の成長と未成長が、モロに体感できる作品集!!
「俺、全然変わってねえじゃん」
帯裏
デビュー当時の読み切り[イワオカ]、しかも編集者にボツにされた作品[俺たちには今日もない」「準ちゃんS.O.S.][失念]も掲載。それどころか学生時代、勢いだけで描いてしまった作品[工場見学]まで掲載。かと思えば最新のビシッとした作品[せかい!!岡啓輔の200年][It Follows Me 童貞的中年奇譚]も併せて掲載!!
その後にバンチ連載新刊の告知。
「イワオカ」
…イワオカとカネタの話を、アライが描くという…
作者の父方が、秋田から北海道への移住者だったと、
コメントにありますが、その後横浜のどこいらへんだったのか。
綱島とか日吉っぽいと勝手に思っています。
食肉偽装にあれほどこだわった理由も知りたいです。
ダティ・グース*1のようになる目はなかったのかなあ。
なかったんだろうなあ。
狩撫麻礼原作新井英樹作画の漫画を、奥村鶴の一声で、
描かないかなあ。描かないだろうなあ。
「俺たちには今日もない」
…ちばてつや賞獲りながら掲載されなかったとか。
そんなこともあるのか。作者が作者の漫画よりイキオイがあったから、
漫画はストップだが作者は囲い込まれたのかなーとか、
勝手に思います。笠原倫が持ち込み時代、毎回革ジャンで、
ビシッと決めてた話をわけもなく思い出します。
カリアゲのハウスマヌカンというか、吉祥天女というか、
基地のフェンス描けば神奈川なのか、とか、そんな感じ。
矢作俊彦になる目はなかったのかなあ。なかったんだろうなあ。
「準ちゃんS.O.S.」
…宮本から君への途中から女性像が変わるので、その前の女性像。
「失念」
…横浜の高校は、購買部で文庫本売ってるのか、とか、
横浜なのに出てくる街の書店が有隣堂でなく文教堂? なんだ、とか、
そういう漫画。このまま八月の光に行くですが、その後、
もっとそっちに行く目もあったんではないかと。
宮本から君へがマルコポーロで読みたくない漫画一位に輝き、
路線が決定する前の過渡期。なので、面白いです。
アマゾンレビューで、内田春菊どうこうとあり、
作者コメントでも似せようとしたとありますが、全然です。
というか頁122の書店員は似てるので、それのことか。
…次がスペリオール掲載の実録ルポインタビュー漫画。
諸事情もコメントに書いてあり、うなづけますが、
情報量も多いし、よく分からないです。
マイホームの頭金、細君の実家から借りたと逆切れ気味に
強弁してましたが、別に、さくっと軽く言ってもいい気瓦斯。
親との関係ってのが、若い頃の、実家で漫画描いてたと、
実家を強調するくだりからも、なんかあるんだろうなと思いつつ、
それが何かぴんとこないです。
…その次が、モーニングの、魅惑のトップス復活みたいな、
のに載せた漫画。同じ企画に参加したいましろたかしの漫画読むと、
担当は講談社正社員でなく、フリーの編集者だそうですが、
それと漫画家がダブル不倫する話… ではないです。
残念閔子騫。
「工場見学」
…矢作俊彦のようになる目はなかったのかなあ、ほんとに。
やらないか、みたいなネタは、誰もが考えついてたという症例。
以上です。