7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(4) (ヤンマガKCスペシャル)
- 作者: ハロルド作石
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/03/06
- メディア: コミック
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印刷でそうなってしまったのか、原画からなのか、ナゾです。
帯
劇場暴動!
ステージに響く怒号――
それは世界最高の作家の産声。
世界最高の作家と書いて、シェイクスピアとルビ振ってます。
帯
日本人の血を引く新たな仲間―
運命に導かれた少年がもたらすものは!?
これはまだ分からないです。ハーフの人だと、顔立ちもいろいろですが、
あちらの人がどういう顔を東洋的と感じるかは、また違うでしょうし。
人物紹介のリーに、中国人と書いてないので、もっと東洋的な仲間が、
7人のうちにすでにいるんだよ、ということが、途中から読み始めた人には、
分からないかも。当時はまだ、というか現在でも、中国人は西洋からは、
ピーポーオブミドルキングダムみたいなまだるっこしい言い方はされず、
チャイニーズと簡潔に言われますが、これを日本語で書く際に、
どうすべえかというところで、故谷沢永一にならってなのか、
この漫画では、「チャイナ」で統一しています。で、日本も、
帯では日本と書いてますが、マンガ本文では「ジャパン」
人物紹介で、ケインは、ジャパンの血を引くとかは、書いてません。
裏表紙カバー
7人の“作家生命”を賭した舞台――
シェイクスピアの台詞の持つ
比類なき力は、観客を暴動へと導き‥‥!?
巻末に参考文献一覧と作石プロの作画スタッフ、
スペシャルサンクスの考証&エッセー執筆諸先生。
お互いを知るようになってから、接触が密になってからのほうが、
差別や偏見は激しくなる、との定説紹介や、オレンジ売りの娘など、
面白かったです。
ドロイクトになってから、ワースの髪形が変わって、片目どころか、
貌半分隠したうっといのになってるのが違和感あります。
そんな奴この時代いないだろう、目悪くする。
中断期間にバクマンRin描いた時に出会った、
コスプレイヤーやらなんやらの世界から、こういうのフツーとか、
いけてるとか言われたのかもしれませんが… なんというか。
りゅうちぇるみたいなキャラが出るのは、これはいつものハロルド漫画の、
遊びなので、受け入れられます。まあそんなかな。
この漫画は、国教会支配のイングランドで禁教の旧教が、
いかにして命脈を保ったか、そして結局どうなって現在になったか、
という、どえらいテーマというか伝奇を内包してます。
けっこうもどかしいです。よく今のヤンマガでやれてると思う。
出版不況だから、ほんと見逃し幅がすごいのか、ということもないだろうし。
次巻は六月六日にユーフォーが、だとか。以上です。