日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 凄惨な体験は何を語るか たちまち5刷


東急田園都市線

車内広告出すほどの衝撃の書か知りません。ただ、出したかったのだな、と。
こういう本でも、以前の前世紀などは、皇軍を美化するなとか、
結局加害者側の侵略のお先棒先兵の損耗記述でしょ、戦争被害に遭った民間や、
戦場となって焦土と化して多くの犠牲を出したアジアの国々ガー、
とか噛みつく人はいなかったと思います。知りませんけれども。
これで戦後、軍人恩給と遺族年金絶やしてたら大変なことになってたです。
そこがしっかりしてたので、日本は一貫して保守政党だったのだなと。

先の大戦で犠牲となった日本人は310万人。
実はその9割が1944年以降と推算される。
特に敗色濃厚になった時期以降の非情なまでの実態を、
「兵士の目線・立ち位置」から、
日本近現代軍事史の第一人者が描く。

上の文句は、微妙に版元及びネット通販各社の書誌情報と異なります。
語尾とかてにをはの順番とか語順とかが。
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/12/102465.html

第1章 死にゆく兵士たち ―絶望的抗戦期の実態 Ⅰ
1 膨大な戦病死と餓死
2 戦局悪化のなかの海没死と特攻
3 自殺と戦場での「処置」
第2章 身体から見た戦争 ―絶望的抗戦期の実態 Ⅱ
1 兵士の体格・体力の低下
2 遅れる軍の対応―栄養不良と排除 
3 病む兵士の心―  ・  ・罪悪感
4 被服・装備の劣悪化
第3章 無残な死、その歴史的背景
1 異質な軍事思想
2 日本軍の根本的欠陥
3 後発の近代国家―資本主義の  戦
終 章 深く刻まれた「戦争の傷跡」

目次は例によって画像がアレでよく読めなかったので、ウェブ上に出てないか、
捜したのですが、たぶんCiNiiの打ち込みを、紀伊國屋など各社が使ってる感じで、
目次全文は引き写されておらず、各章「ほか」で、後部分が省略されています。
しかし、私が撮った写真は、ワクから広告がズレて飛び出てたので、
そこに隠れて、「序章」があったことが、ウェブから分かります。
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB25125277
あと、広告は、なぜか終章の細かいタイトルを印字してないのですが、
完治せず再発するマラリアなどが「戦争の傷跡」だったようで、

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784121024657
半世紀にわたった水虫との闘い

ここだけ読んでみたいと思いました。立ち読みするかな。