映画「スローガン」(原題:"Slogan")劇場鑑賞

http://slogan.onlyhearts.co.jp/

フラ語だと「スローゴン」と聞こえます。Forvo
https://ja.forvo.com/word/slogan/#fr

ゲンスブール生誕90周年
『スローガン』制作50年
日仏交流160年記念

十八時四十五分開始かと空目ってて、正しくは午後八時四十五分開始だったので、マクドで時間潰しました。そんなことなら、銭湯行ってゆっくり行けばよかった。
以下後報です。
【後報】
見栄を張る」を観に行った時予告があって、邦画のインディペンデントばっかり観るのもなんだなあと思ってましたので、これはオサレで小粋な映画っぽいから、たまにはこういうのも観ようと思って観た映画。…予想と違いました。
最初から香港のカンフー映画のようにコマを抜いて早回しした格闘シーンや疾走シーンの連続で、音楽はインドの打楽器。シタールはインドの弦楽器ですが、打楽器はなんでしたか。
かなり内輪受けなどうでも映画だと分かり、流石1969年本国公開のくせに日本公開が1995年と、長期間まったく買われなかった映画。今回もデジタルリマスターだかなんだか知りませんが、関東の上映館二館のみ。五月一日の映画の日は医者に行ってたので、やむなく五月二日のレイトショー料金で
観ましたが、レディースデーなのでちらほら座っていた女性らーが、終わった後どんな顔か見たかったです。それは見れへんだ。パンフによると、本来テレビ屋の監督はこれが劇場シネマ代表作とか。それで満足か。
セルジュ・ゲンスブールという人は名前しか知りませんでしたが、トリュフォーとかと知りあいなんですね。正直、ディズニーランドのキャストみたいな人だと思いました。かわいいねずみ人間の中にいて、エレクトリカルパレードって感じです。
ぜんぜん関係ありませんが、ポスターの上の「の奇跡」は、コスタリカの奇跡*1という地上の非武装国家ありまんねん映画で、コスタリカというと、ジュラシックパークの舞台になった国で、非武装云々は抜きに、やはり米国本土で出来ないことが出来る国、という側面はあるのかなと思ったりします。あと、中米諸国旅行した人が言うには、白人の比率が群を抜いて高いそうです。ほかの中米諸国のように、メスティーソムラートが多数じゃないとか。平和先進国と思って東洋人が訪問すると平和の前にディスクリミネーションとかないんけ? とその人に聞きましたが、答えはないかったです。ちんもく。
で、ジェーン・バーキンはTシャツ三種類売ってて、しかし原一男祭りも開催中だったので、ゆきゆきてTシャツも売ってました。
私はジェーン・バーキンという人は、ーキンだかーキンだか不分別で、バッグのバーキンはバックスキンの略だと思ってました。ケリー。
むかし知り合いだった、イエローキャブと揶揄されながらも白人の彼氏好みのおんなになろうと努力して磨きをかけることにおさおさ怠りなかった人が、バーキンのコピーだったことが、この映画を観て分かりました。辛いことだ。白人の奥さんが別れてくれないとかなんとか。国際フリン。
で、岡田史子のまんがのどれかに、「ジェーン・バーキンなぜ死んだ」という台詞があると思い込んでいて、私は彼女を故人だと思っていました。福島の震災と原発事故支援コンサートツアーとかもしてるのに、なぜそう思いこんだかな〜。とまれ、キレイな人です。この映画に出てくる赤ちゃんは、当時21歳だった彼女が前夫とのあいだにこさえた子ケイトの特別出演だとか。というか、今検索したら、この長女の娘さんはおなくなりになっていた。

Jane Birkin's Daughter Kate Barry Found Dead
CELEB | Dec 14, 2013 6:07 PM
http://fashionpost.jp/lifestyle/lifestyle-celeb/23247
最近、らも以外で、誰かほかに階段から落ちておなくなりを読んだ記憶があるのですが、思い出せません。

この映画の撮影ちゅう五月革命だったそうで、俳句の季語になるくらいだもんな、と思いましたが、季語はパリ祭で、パリ祭は五月革命とは別物でした。

パリ祭とは - 季語・季題 Weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%91%E3%83%AA%E7%A5%AD
五月危機 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E6%9C%88%E5%8D%B1%E6%A9%9F

ベッドシーンのセルジュ・ゲンスブールの肉体が、意外に貧相なので、それに、のべつまくなしにジタンを吸い続けてても、みなキスを嫌がらないので、男性は自信を持つかもしれませんが、これは1969年のお話ですので、プロテインとかジムワークとかが発達した21世紀に同じ肉体だとどうでしょうか。タバコは知りません。

ネタがないのか、パンフでインタビュアーは監督に、スパイク・リーも敬愛する米国黒人映画の嚆矢を放ったメルヴィン・ヴァン・ピーブルズが脚本だかなんだかに参加してるという話をしています。それだけ映画から離れたかったのか。

メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BA

どうでもいいけど、監督はにほんじんとも結婚していたことがあって、娘さんはギョーカイ人だそうです。ちがったかな。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/c/c7/Slogan_%281969_film_poster%29.jpgジェーン・バーキン、離婚したてのはたちそこそこの子持ち女性が必死、というふうに見てはいけないのでしょうが、そういう状況での出演で、しかも、マリサ・ベレンスンという有名なモデルでほぼ決まっていたのを監督が引っくり返してロンドンオーディションで連れてきたとか、だからセルジュは最初冷たかったが、監督等がお膳立てしてディナーデートとかセッティングして私生活でくっつけたらうまくいったとか、でも伝説の恋も十年後DVで終わるとか、そういうもろもろがあって、しかし、映画でも出てくるテレビはみな白黒で、カラー、総天然色が拝みたければ映画館に行くしかなく、行くとこんなキュートな白人の娘さんがいるんですから、ヨカッタデスネ。
パンフで字幕作った人が、渡されたテキストが英語版で、いつものことだが、でも仏語のニュアンス捉えたいよ〜と愚痴る半面、バーキンのべしゃりは本当にかわいいと言っていて、異論はありませんが、でも、バーキンフラ語がまったく出来ないロンドンから連れて来られたばかりのアングロ娘で、この映画がアテレコで動録でないことは誰でも分かりますので、吹替えちゃうん、と私は思っているのですが、誰もそうは書いてません。バーキン本人も、ユダヤ系フランス人(親がオーストリアから来た)の監督の、中国人メイドから口真似でセリフ習ったと言ってますが、それで、こんな喜怒哀楽が込められるものなのか。日本人ジュエスーの中国語のセリフとか時々聞いてる市民として、疑問です。最近の中国人ジュエスー、ニュージュエは、ビャオジュンダプートンホワがブホイシュオで、しかし口パクでコレクトなマンダリンチャイニーズの吹替えをされることになんら違和感を感じておらず、大陸で大きな問題となっている、と最近聞きました。この映画のバーキン、吹替えじゃないのかな〜、大陸のチャウ・シンチーだって吹替えだし、水島裕とか広川太一郎とか、關係ありませんが、トリバゴのコマーシャルで、白人のネーチャンが日本語の吹替えでさべりまくるのちょっとやめてほしいです。黒人版もあるんなら受け入れますが、今んとこ白人版のみをデファクトスタンダードにして各国語の吹替えで世界中にばらまいてるわけでしょう。どうかと思います。以上(2018/5/3)