『 七つ屋志のぶの宝石匣(5)』 (Kissコミックス) 読了

装幀 関善之(ボラーレ)

質屋マンガの装丁が「ボラれ」ってどないやねん、と誰かがツッコんだとかつっこまへんかったとか。
その辺にあったことにしておくマンガ。七巻もありましたが、五巻を読みました。
平成ヨッパライ研究所の鼻ワリバシからはやいくとせ、来年で平成はオワリます。結局のだめ読まないまま終わるな。ちはやぶるは読んでるからいいか。そんな感じです。
宝石鑑定のプロで、毎回いろんな宝石が出てくるのはいいんですが、質屋が、ちょっと。いろんな質屋があると思いますが、おおむかしの、苦学生がフトン質入れするような質屋(大友克洋の『大麻境』でもそういう場面があった)と違い、いまは、サラ金は利息上限あるけど、質屋の質草の買戻しはソコを上回る利率で設定でけるからウンヌン、みたいなおっかない業者がどうこうと、夕方の民放ニュース番組で観たことがありますので、質屋っていう設定は、そこも考慮して、と思いました。どうせなら中国上海の質屋にして、「當」ののぼりを出すとか、どかな。
宝石鑑定ならホントに宝石職人とかにして、山梨県にして、山梨県は水晶があるから宝石職人が多くて、それで取引でインド人がいっぱい住んでるのでインド料理屋も多い、と、これも夕方の民放のニュース番組で見ましたので、そういう話にしてもよかったんじゃいかと思います。あと宝石といえばユダヤ人も出さないといけない。
この巻は後半すっげえ個性の強いシャンのデルモが登場し、レギュラーは全員喰われます。ノワールから乃和と名付けられるフランス語堪能な私生活ナゾの娘とか、そりゃキャラ立つわ立たれるわそらええわです。ブラックダイヤが似合って、ピンク系がダメな大人のデルモ。(だがファッション雑誌ではそろそろ若い読モとかに一掃されようとしている)
x86クロッカーも途中までしか読まなかったけど、いろいろ挑戦してる作者で、素晴らしいと思いました。以上
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平成よっぱらい研究所―完全版 (祥伝社コミック文庫)

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