夏の小網代にアカテガニ♋に会いに行こう アカテガニ放仔ほうし観察会

久里浜

 小網代の森といえばアカテガニ。森の各所に小さな丸穴の棲みかが見られます。カニの多くは海辺や川辺にいますが、アカテガニは珍しく森の中で生活します。
 そして夏の大潮の晩。母ガニはいっせいに海岸に押し寄せ、お腹に抱えた幼生(ゾエア)を海に放ちます(放仔)。幼生は1ヶ月ほど海で育ち、子ガニとなって陸で生活を始めます。アカテガニは小網代のように森と海が一体となった自然環境が必要なのです。
 日中の散策でも小さな小穴で見つけられるかも。

アカテガニが海岸へ押し寄せます。その自然の営みを邪魔しないよう海から観察しましょう。

ハマカンゾウ
海岸に群生するユリ科の植物で、盗掘や高潮などの影響で数を減らしていましたが、NPO法人網代野外活動調整会議と様々な企業の協力により保全が図られ、7〜8月にかけて美しいオレンジの花が咲き誇ります。

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