『ちはやふる(18)(19)』(BE LOVE KC)読了

はまぞうからアマゾンがまた出ないので楽天
ひさびさに献血に行って読みました。

COVER DESIGN:柳川価津夫+辻威行(SPICE)

(18)
読んだのは初版。
頁171、おまけマンガのちはやパパがじゃんか言葉使ってて、若いなぁと。
頁72の引きは、何の説明もないまま次回へ続くので、その文法に初めて接し、吃驚しました。
後、講談社で猪熊という人名が登場したので、本巻はそれがすべてだったと思います。

(19)
読んだのは2014年2月の8刷。
頁24、スポ根マンガ常套の、ライバル同士の好勝負を予感させる大コマがよかったです。
頁72のスピード線、フリーハンドの手描きも含めすべて直線で、ふと思うに作者はこの技法を少女漫画家にしては珍しく体得して常用してるが、直線に限られている。小林まことは、曲線で円の動きをやるので、作者も曲線のヴァリエーションを交えると表現のはばがぐっと広がるのではと思いました。作者は漫画技法を後天的にたくさん覚えているわけですが、それでもこれでいいということはなく、曲線の動きなど、いくつになっても新たに取り入れたほうがいいとはたから見て思うことはあります。でもホントに、技法、演出としての漫画が好きな人なんだな。落書きお絵かきとして好きなだけでなく。と思うです。
頁100、擬音「ギンッ」粗いグラデトーン水玉が、けっこう前のマンガ技法っぽくて、面白かったです。作者も気に入ったのか、その後すぐ何度も使ってます。
決勝途中でつづく。そういう引きも許されるレイヤーに来たんだなと。

以上