http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%AE%B6%E6%97%8F
朝七時二十五分上映とか、誰が見るねんと思いつつ、ラジオ体操が終わるやもよりの駅まで走って（自転車で）すぱっと観た映画。七時二十分にほか二本も三本も上映していて、家族連れを中心に、場内賑わってました。時代は変わった。アサカツって奴でしょうか。サマータイム。日中暑いですから、涼しい朝のうち観た方がいいですよね。上映終了してもショッピングモールはロクに服屋とか開いてませんから、目移りして衝動買いとかしないで帰宅出来る。飯屋も開いてないから飯も食わずともよい。素晴らしい、カッキ的なシステムと思いました。映画館のスタッフも早番遅番でアルバイトを分けてるでしょうし、何よりフィルム上映でないので、映写技師とかの専門職でなくても、コストをかけずにかけることが出来るのも大きいんだろうなと思いました。
そういう回の上映に万引き家族ってのは、洒落が効いてていいですね。いろんな方がブログで観たと書いてるので、いい加減観ようと思ってみた映画です。
・クリーニング工場の女工さん、皆同じ髪形なので、誰が誰か区別つきませんでした。ここでもエナジードリンクなのか。コストカットするなら、荒川区みたいな二十三区内に工場持たなければいい。千葉県か埼玉県の地価の安いとこに移るが吉。それで荒川区はタワマンにでもすれば、従業員減らすよりずっと経済的です。以前、近所に、病院のシーツなどのクリーニングを請け負ってる工場があり、座間でもまだ家賃経費がかかるので、清川村に引っ越してゆきました。そういうことかと。
・労災目当てかと思いましたが労災が下りないという展開が意外。この映画叩く人の中には、下りてる人もいるのかなと。いないか。そのくらいノウハウとかナレッジがなく、知恵を付けてくれる人がバックにいるわけでもないのがリリーフランキー。映画開始時点ではまがりなりにも、バブル期によく見た、現場でホウキとチリトリだけ持ってる人のポジションで働いてるのに、すぐ休みグセのなまくら病が顔を出す。でも一匹狼だから樹木希林死後、民生委員が来ればイッパツなのに、いなかったことにしようとしたりする。短慮。あさはか。でも尻の形がよくて、男も女程ではないですが尻は加齢とともに垂れ下がると思うですが、リリーの尻は硬く盛り上がっていて、シリコンでも入ってるのかといぶかしみました。銭湯ではそんなとこ注目してないので、盛り上がり℃とか分からないままですが、リリーのはかたじしであると。
・音楽がホソノとは知りませんでした。
・下の歯は縁の下かと思ってました。上下逆に覚えていた。
歯の妖精 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%AF%E3%81%AE%E5%A6%96%E7%B2%BE
・凛はラスト、ひどいことになると予想してましたが、監督はやさしさ紙芝居そして誰もが主人公なので、そこまでには劇終時点ではしてません。よかったです。
・柄本明の役を柄本明以外で観たかった。零細個人商店を万引き対象にしてはいけないと思います。こういうところもアンチが活気づくかと。さいごのリリーの部屋はアパート設定でしょうか。
・とうもろこしみたいに手間のかかる作物を万引きしては以下略
・フジテレビはどこに行こうとしてるのか。鹿内。産経新聞にとっては獅子身中の虫みたいな本作支援。
・息子が出てるので、緒方拳と模造記憶するところでした。危ないあぶない。
Yahoo！知恵袋 2018/6/17 22:56:37
「万引き家族」の遺影の俳優さんはどなたでしょうか。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14191931319
中文版ポスターは、もうひとつの、千葉県？の海の絵のほうが好きです。でもこの撮影時は、リリーと松岡茉優は腹ひっこめようと減量しすぎな気がします。
これまで私は安藤サクラという女優さんを知らなかったのですが、この映画はこの人に尽きると思いました。私はリリーフランキーの演技は柄本明同様、計算は出来るがそれ以上のケミストリーはないと思うのですが、彼女はそんなこと意に介さず、「でも、少なくともあんたよりセクシーだよ、あんた人の批評とか出来る身分なの？」と言い返してきて、負けそうな気がします。負けたらアンチにくみするのかも。奥田民生瑛二の娘さんとは知りませんでした。カンヌとか三大映画祭はたぶんエロがないといかんじゃいかと思うので、エロ担当としてもグンバツでした。松岡茉優は、凛のラストシーンと同じ感覚で、監督の優しさが、ヌキ系でないライト風俗という設定に溢れてる気がします。このレベルに踏みとどまってほしいという。
あとカンヌにぶつける邦画魂として、音を立てないでものを食べる文化圏に、この映画も燦然とズルズルズルズルそば啜りまくって闘争を挑んでいます。そこも受けたのではないかと。
あと私としては、東京東部でなく、川崎とかを舞台にしてもよかったと思います。荒川、多摩川だったらいいなと思いながら観てました。雪の陸橋は和田町かなとか。
家族がこうなるのは分かってたことで、安藤サクラは「順番だからね」と言ってますが、変化に弱い、変化を嫌うという習性がありますので、正妻だか後妻の子と樹木希林（樹木希林でなくふつうのおばあさんに見えました、南島とかの）の懸念を押し切って養子縁組して遺書アレしてとっととこの物件をどうこう、みたいに動かなかったリリーは、映画の中でじゅうぶんに説明されてると思いました。そして安藤サクラは、理屈じゃない情念。
以上
【後報】
万引きに関して言うと、むかし、聖日出夫にカンニングばかり専門的に詳細至極描いたマンガがあったのですが、この映画はそれに比して、万引きに関して大したテクは開陳してません。参考にならないです。
『試験あらし』(1) (少年サンデーコミックス)聖日出夫 Amazonカスタマーレビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R29UXOBY4V48JQ/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4091201717
はてなキーワード 試験あらし
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%EE%B8%B3%A4%A2%A4%E9%A4%B7
聖日出夫 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%97%A5%E5%87%BA%E5%A4%AB
ナタリーニュース 2016年3月14日 17:57
「なぜか笑介」「だから笑介」の聖日出夫が逝去
https://natalie.mu/comic/news/179736
胃がんだとか。
伊丹十三の「スーパーの女」はどうだったか思い出そうとするのですが、思い出せません。万引き攻防の場面やテクの紹介があったかどうか。
あんな、死角を作るための壁役とか、上級生とかと商店街に行けば、やらされることで誰もが憶えるんじゃないですかね。この映画じゃないですが、親から教わる子もいるが、だいたいそういう子は働き出すと、親が稼ぎを当てにしようとしたりガメようとしてくるのでとっとと家を出る。
で、書き足りない気がするので、もう一度書くと、私の周囲でも、親とかの残した建売住宅とかマンションとかに住む独居老人予備軍とか孤独死予備軍とか腐るほどいるのですが、皆、赤の他人同士ではあるけれども身を寄せ合ってテラスハウスっぽく暮らそうとはしません。きゅうくつだから。あと、強い奴と同居して食いものにされるのがイヤだから。最近読んだ小説『BUTTER』にも、親の残した家で独り暮らしの中年オタが出てきて、そこに腐女子を装ってもぐりこもうとした別居主婦が、思いがけず彼に大人の顔をみせつけられて「帰ってもらえません？」的な対応されて傷つく場面があります。この映画を見てから少しもやもやして、下記の事件を思い出して霧が晴れました。
Livedoorニュース 2018年2月21日 20時47分
千葉県印西市の放火殺人 容疑者が知人に「金ヅルを見つけた」
http://news.livedoor.com/article/detail/14333255/
提供社の都合により、削除されました。
概要のみ掲載しております。
カンヌ審査員の思惑や、冷たい個人主義のフランスと違って、アジアにはまだ家族の暖かさが残っているわん、みたいな勘違いはともかく、監督があえてファンタジーとして描いた、総取りされて捨てられる以外の疑似家族關係、は、今後さらに強く求められるでしょうし、しかし、実現のためのハードルは実に高いと思います。孤独死予備軍やるより全然いいと思うんですけどね。ダメか。
（2018/8/6）
