『はんなりギロリの頼子さん 5』 (ゼノンコミックス) 読了

はんなりギロリの頼子さん 5 (ゼノンコミックス)

はんなりギロリの頼子さん 5 (ゼノンコミックス)

これから読みます。何もないのもさみしいので。以下後報。
【後報】

講談社の乃木坂文庫のように、本来の表紙の上にキャンペーンの表紙をかぶせています。そのキャンペーンの表紙に、帯も刷りこんでゐる。

本来のカバーもめくると、こんな感じ。

デザイン 佐藤雄太 AFTERGLOW
初出「WEBコミックぜにょん」2017年10月〜2018年4月更新分
   及び「ニコニコ静画」2014年8月27日更新分の、商業化される前の
     『観光地の頼子さん』という短編を特別収録の由。
おまけまんが、あとがき有。

あとがきで、初期にウェブを更新するたびつけてたカラーカットを適当にちりばめて、大変な作業だったのでやめたと書いています。初期型は無駄に露出が高いそうで、つまり、私は一巻しか読んでなくて、実写ドラマ化すると聞き、さらに偶然ここで五巻を手に取りましたが、五巻では露出は高くなく、ドラマも露出は高くなく、露出が高かった理由は不明だったとのことです。現在の服装は表紙の服そのほかで、一ヶ月後でも同じ服だそうです。(頁42)

絵柄は、たぶん初期よりラフだと思います。

銭湯の話、特色ある銭湯を案内してますが、ほかにも日露戦争がどうとか、京都の銭湯もいろいろあった気がします。椅子がなくて地べたにぺたんと腰を下ろして洗うところとか、半額の以下略。
京都に居た頃、特に冬、よく暖まりに銭湯に行きましたが、何故か現在地元で行く銭湯程あったまった感がないわけです。なぜだろう。

①京都の冬はそれだけ寒い。
②関東の銭湯の方がお湯の温度が熱いから。
③当時の仕事がブラック企業というかサビ残満載で、やってもやっても山盛りの仕事が増えてゆくばかりで、心理的疲労感負担感から、湯につかってとれたと思った疲れも速攻ぶり返して、ほっこり感もうたかたの泡のように消えていたから。
④仕事以外四六時中飲んだくれていた(末期)

この銭湯の話は、距離のある女子どうしが同行のオトコ抜きでサシトーク出来る場として出てくるので、うまいなと思いました。

頁39
そば屋 ランチ
「食べよ食べよ」
「ほらにしんそば来たで 俊介」
「にしんそばいやや」
「なに言うてんの京都名物やで 京都人なら食べなきゃ」
「大人はみんなそう言うけどさぁ 京都の名物って全然 子ども向きじゃないやん!もっと たこ焼きとか海鮮丼とかハンバーグとかが食べたい!」
 ゆどーふ 味せーへん
 つけもの しょっぱい
 にしん 生ぐさい 骨多い おいしない
 おばんざい つまらん 地味
 ゆば いみわからん
 まっちゃ味 にがい
頼子「生まれた場所を呪うんだな…」

史上大橋のロシア料理ビル側でなく、終戦直前に底値で買い取ったとうわさのレトロな中華菜館ビル側でもなく、交番側でもない、○の帝王の空欄を埋めよ座側のお店がそば屋だったかどうか記憶にありません。京都も関西なのでうどん屋ばっかりで、そば屋はポント町に一軒あるきりと昔聞いた覚えがあり、このマンガのようにちょいちょい満留賀とかヤブとかサラシナでそばたぐる親子がいるような記憶はありません。作者は確か、母親は京女だが、自身は離れてるとかだったはずで、だから、ここも、千枚漬けとかすぐきとかにすればいいのに「つけもの」と書いています。いや、商標の関係とかでズバリ書けないのかな?

第57話「イケズ」京都人レッテルの話。いけずより困るのが関西人全体を覆う「始末」(四国の東半分、香川と徳島も覆ってゐる)ではないかと。八月二五日朝のNHKキムにいさんチコちゃんに叱られる!「関東の味付けが濃い理由」でも、「関西の味付けが薄い理由」のほうが泣けました。賄いつきの奉公人が多いから、味濃くするとたくさん食べてしまうから、うっすい味つけにしてあるとの由。それで、うす口醤油のほうが塩分濃いわけですし、ロートルを健康害させて追い出して若くてピチピチの労働力を絶えず供給する深謀遠慮もあるのかと思ってしまう。
http://www4.nhk.or.jp/chikochan/x/2018-08-24/21/8262/1490013/
デフレ脱却、アベノミクス三本の矢。

伏見の競馬場もいつかは出さねばならなかったでしょうし、タバコの箱細工は、面白かったです。以上
(2018/8/28)