- 作者: 末次由紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 末次由紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (18件) を見る
COVER DESIGN:柳川価津夫+辻威行(SPICE)どちらも読んだのは初刷です。
表紙が、ありえないくらい脇キャラで、このあたり、打ち切られる心配のない状況を勝ち得たうえで、ヤマ場とヤマ場のあいだの、谷間の時期で遊んでるんだなと思いました。
各話一ヶ所くらいずつ、実験というか、今まで試みたことのない演出もしくは絵の技法に取り組んでいて、☆がいっぱい飛んだり、逆光で陰になってる正面向きの顔で、鼻の両横筋だけ光を反射してるとか(劇画技法)黒ベタベースに白で輪郭抜いた花とか、読んでて楽しかったです。
都大会の模様を描いているのですが、参加校が増え、強豪校ともそれなりにやりあわなければならず、そして予選敗退は(現実にはよくありますが)主人公たちがすべて高3ですから、負けて部活引退その後というストーリーが組み立てられないのでNGですし、ストーリー展開としてやれることは限られてると思いました。
白山交流館がまた登場してるのかしてないのか分かりませんでした。もっと狭いと思うので。
名人は塾講師として実績も報酬もあって、社会人として無難に渡っていけそうなのですが、クイーンが高校卒業後どうなるのか非常にあやぶまれるので、21世紀は花嫁学校花嫁修業の時代ではないですし、職業訓練を始めます。京都でサービス業って、大変ですね。
以上