『たかが黄昏れ』を買いに行ったら横に並べてあったので買った漫画。book designed by akihito sumiyoshi + fake graphics カラーページがツルツルなので、『たかが黄昏れ』より￥40（税抜）高いです。でも講談社は本体に値付けせず、ビニルカバーの値札シールのみなので、ビニル剥がしたら値段分からないのだった。
帯
日本には、世界最大の暗殺組織が存在している――。
There is the world-largest organization of assassins in Japan.
帯裏
かつて栄華を誇った日本の忍者たちは、戦後GHQによって組織を解体させられ消滅した。しかし、実は今でも忍者は秘密裏に存在しており、その数は20万人とも言われている。そして一部の“精鋭”忍者は国家レベルの争いごとの裏で暗躍していた。一方で、末端の忍者は仕事にありつけないことも多く、その一人、雲隠九郎もニート同然の暮らしをしていた。
Ninjas enjoyed glory in the Japan of bygone times, They disappeared when their organizations were dissolved during the country's Allied occupation of Japan. However, their existence continued in secret. Some say that their ranks numbered 200,000 members. Among these, elite ninjas coverly dealt with crises at a national level, On the other hand, marginal members found work hard to come by. One of these ninjas between jobs was Kurou Kumogakure.
GHQが訳されてナイヨーといいつつ、オキュペイションオブジャパンと書いてあるから分かるやろという声もあるという。ヤンマガ2018年第34～36・37合併号、39号、41号、43号、47号、49号、51号掲載。
このイカしたフディーズファッションが光学迷彩で、タグに摩利支天と書いてあるのですが、どこかの鳶服メーカでしょうか、というくらい物知らずの私。ワークマンでニッカボッカ買う時に新庄のポスター見るとか、そういう世界なのか、そうでないのか。作者はアイアムアヒーロー一巻によると、オサレな服装が大好きな人らしいので、どこかのブランドのパロディであることを祈ります。
小学館は二月六日「ごろ」発売としてるのですが、講談社は断定。主人公は、郷田マモラ目の持ち主で、目に星のホワイトがないです（このイラストではありますが、マンガでは、ない）佐々魔さんも大野さんも練魔区役所（区庁？）の職員も米兵を道連れに自爆テロを試みる武装集団のボス？も、みんな目に星のホワイトが散らしてあるのに、主人公だけマモラ目。あと下着を盗むドローン使いの少年の霊も目に星がありませんが、霊なので。ロシア人の薄い虹彩の目はまた別の話で。で、主人公は17歳という、16歳では早すぎる、18歳では遅すぎると三島が評した年齢なのですが酒を飲みます。これは、ヤンマガの誇る不良漫画の系譜が、喫煙ばかりだった実態に対する作者なりのけじめのつけかたなんだろうと思います。新井英樹譲りの無鉄砲でデビュー時から損ばかりしてゐる。
要するに下忍を英訳してアンダーニンジャ。"united nations" スペリオールのJK赤色疱瘡ロマンより、作者のホームな漫画と思うです。二冊の奥付の違いは『たかが黄昏れ』のほうの感想に書きました。この漫画がちんぱーの後継であると私が勝手に思っていることも。こうしてひさびさに花沢健吾の漫画が読めましたので、都留泰作の新作もそろそろ読めるのかなと勝手に思っております。では。以上
