『東京日和』読了

 読んだのは単行本。1997年5月の5刷。デザイン★ミルキィ・イソベ

東京日和 (ポプラ文庫)

東京日和 (ポプラ文庫)

 
東京日和

東京日和

 

 初出は「思想の科学」1989年7,8,9月号。天安門事件直後ですね。と言っても執筆時期は別かな。「ON THE LINE」1990年2月号。

アラーキーの直筆が根本敬のようだったとか、早期発見の大切さとか、そういうことでしょうか。以上

【後報】

同名の竹中直人監督映画のモチーフということでしたが、近所の男子小学生に女装を無理強いしたり、会社の上司や同僚にアラーキーが交通事故で入院したと虚言を用いたりする「奇行」の記述は見つけられませんでした。小マダムのエスプリの効いた冗談や遊びが映画では曲解されて奇行として描かれたのか、あるいは映画の演出そのままの事象だったのか、真相は八幡の藪知らずです。(八幡の藪知らずはそういう意味ではないか)

(2019/4/22)