新宿
長澤まさみが「キングダム」で演じた役が美しい美しいとレビューに書いてあって、それで、この映画の予告で「みんなまんまとだまされたでしょう」とこの人が言うので、実は予告倒れの駄作で、最後にこのセリフが効いてくるのかと思って観ようと思います。
小向美奈子が出てるのかと思ったら、ぜんぜん違う名前の人でした。
というわけで、これから観ます。雨だし。【後報】という日記を5月21日に書いて、浦和美園のイオンシネマの上映時間に間に合わなかったのでそのままレッズ国安戦を観て、この日記は一度上げたものをレッズ戦に差し替えました。で、6月1日の映画の日に改めて観ました。
映画サイトの長澤まさみの紹介が、「散歩する侵略者」の長澤まさみ、となっていて、あの映画は確かに彼女の代表作だと思いますが（というほどこの人の映画観てませんが）あれは、紙媒体やネットでしつこく、大根、もうあとは脱ぐしかない、と書き続ける闇の勢力？に対するアンサー映画だと思ってますので、この映画は、その後の埋み火というか、季節は北京の秋、といった感じの落ち着きがあり、特にBGMがよかったです。ラストシーンはまたそういうオマージュで、永遠の終わらない戦いを想起しました。ジュビロは漢字で書くと歓喜。
否、喜悦。竹内結子を、最初木村ナントカ乃の人だと思い込んでました。天海祐希がやってたらどうなったか。広瀬すずとチアダンはやっても、長澤のナントカにはならないのか、なるのか。ジュビロ。
レビューで、散見された意見に、中だるみするとあったので、そこで寝ないか心配でしたが、寝ませんでした。別にテンション下げたわけではないのでしょうが、邦画の常の体力不足なのか、一度壁に突き当たってキャラが意気消沈する心象風景を描こうとするからそうなるのか。21世紀香港の景色を眺めて過ごしましたので、大丈夫です。こないだ大森などでかかってたオダギリジョーの映画も香港の漁村でしたが、そっちは見損ねてます。レビューでは、また、テレビの特別篇でもよかったのではないかとの意見も散見されましたが、予算的に映画でないと獲れない気がします。映画の中のコンゲームも、予算かけ過ぎのメンツオンリー作戦と言ってますが。最後のドミノは、翔んで埼玉の冒頭ドミノと繋がってる気もしました。フジテレビつながり。
映画のヘリポートの場所は分かりませんでした。ロケ地マップとかはあるのかどうかも知りません。パンフも買いませんでした。競馬場は、"赛马场"の繁体字が書いてあったので、ハッピーバレーって、こんなんなんかなと思いましたが、エンドロールに岩手県の競馬関係のご芳名が見え、これもよく分かりません。
ゲストハウスの扉の字をメモろうと思いましたが、「咁ﾛ助號」しかメモれませんでした。しかも意味が分からない。「小心地滑」とかもありましたが、これは漢字文化圏なら誰でも意味分かるでしょうし。「小心土製菠萝🍍」はありませんでした。前にモグラの歌の香港編見た時は、北京語がけっこうあって、なんじゃこりゃと思いましたが、この映画は全編広東語です。指導のしとの名前が李華龍とエンドロールにありましたが、そんな実名はないと勝手に思います。いや、あるかな。
結婚詐欺師のしとは、アジアが舞台だし、ディーン・フジオカとかだとどうかなと思いましたが、もう女性を騙す役はほかで演じてたからやらないかもと。前田敦子あんなに出るとは思いませんでした。孔海東を「こうかいとう」と読ませてるのが流石。チャウ・シンチーだと思います。「十年」の雲の早送りとか、ジョン・ウーの弐丁拳銃とか、トラックスーツとか、ジャッキー・チェンのそっくりさんとか、台詞「サモハンキンポーいないかなと思って」とか、いちいち反応してたのですが、そんな客は私だけでした。興収弐週連続壱位なので、そんな客もっといるかと思ったのに。
赤いネクタイしめたところは、若き日のトニー・レオンかとも思いましたが、どうでしょう。赤い星、レッドスターさんが、「アジア獲ったれ」と檄飛ばすのは、何かの隠喩ではないと思います。彼が最後、サンクチュアリグループの旗でしょうか、くれないに雪山の旗？に包まれるのは、何か意味がありそうで、分かりませんでした。
あと、『いたずらなkiss』が映ってたのをメモしてます。意味があるのか、小道具さんがその辺のブッコフで予算内でその時代の少女マンガ調達しただけなのか。
以上、とりいそぎ。
（2019/6/2）
