一巻を読んで、その続き。
[装丁]橋田 洸
2018年1月後半、2月後半~5月、9月連載再開までの掲載。
主人公女子高生の両親は震災で他界して、叔母が後見人で、男がついてて、保険金がそっちへみたいな流れの説明的なセリフがありますが、それはほかの読書感想でも既にあります。復興住宅。そういう会話を聞きたくない主人公がヘッドセットというかブルートゥースというかで音楽を聴く場面、最近私がすごくよく外で見て、へぇーと思ってる、白の、「く」の字の形のものに最初見えたのですが、見返すと違いました。連載時まだそれはなかったのか。今検索しても、ぱっと「く」の字のが出ないです。量販店で見てみよう。
蛇沼で死者と会う話は、鏡花とか好きだった人へのオマージュのようにも見えました。エロフィルム上映は一巻の感想でも書きました。大人気ド迫力の演歌歌手が出ます。今、井田真木子『プロレス少女伝説』読んでるのですが、偶然と思いますが、それに出てくる、諸般の事情で江戸時代から昭和戦後初期まで人気を博しながら消滅した女子相撲の興行団体がすべて東北(といっても三つしかないですが)なのが頭でだぶります。
帯
今年もまた3月11日がやってくる―。
帯裏
「マスターの淹れるコーヒーだけはすごく奥深いです」
三巻はまだ買ってません。以上