「歩けない僕らは」"Sticks and Stones"(旧題:嘘とホームラン)劇場鑑賞

戸部に狛ねずみの写真を撮りに行きました。

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ついでに、シネマリンのスタンプを、そろそろ完成させないと一年経ってしまうので、藤棚商店街から阪東橋まで🚌バスで移動して、そっから関内まであるって、それで観た映画です。

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https://www.aruboku.net/

メンズデーではありますが、30分の映画にけっこう人が来てるんだなと。というか、なんで30分の映画なんだろう。理学療法士になるため勉強してる人たちへの教材のはずが、その枠を超えた(かどうかは分かりませんが)作品になったとか、いろいろ妄想しました。併映の2014年映画でパワハラされる目の小さなキャプテン(しぱしぱまばたきする)がこの映画ではソバージュのチャラ男を演じていて、やはり前作の主演女優が本作にも出てるそうなので(気づかず。ポスター後で見てやっと分かった)ので、前作でいじめっ子下級生を演じた役者がこの映画で左半身不随役を演じてるのかと思いましたが、ポスター等で違うことを確認しました。

「大切なのは、歩けるようになることではなく、歩いて何をするかということ」

その言葉から生まれた新人理学療法士の物語

人生が懸かってるのに、言えなかった言葉がある。

 パイセンのせごどんもどきの人が、この貌でべたっとした真ん中わけなのがよかったです。松井秀喜のようだ。この映画のヒロインは、実は、むかし水商売のお店でよく会話した女性にそっくりです。今何をしてるか。年輪を重ねて、折れて、柚木麻子『BUTTER』のようになってほしくないです。でもバッティングは素人に見えます。そう見えるのは私だけで、実はソフトもしくは女子野球経験者だった、などの意外な展開があるとよいのですが。

他人の人生と関わり合うこの仕事もまた、「感情労働」のジャンルに入るのだろうか、という文章を書こうとして、「感情労働」という言葉が思い出せず、十分ほど検索を繰り返しました。

感情労働 - Wikipedia

辞めちゃった同僚も、何が限界で何が無理なのか分からないし、彼氏が別れようとする理由もさっぱり分からないという映画で、しかしそれを追求して理詰めで納得すればそれでいいのかというふうにはぜんぜん監督は考えてなかったと思います。だから描写しない。ところが、患者だけは治るということの先にあることを思わせねばならない、追求させなければいけないとなっていて、そうしないと止まるのがイカンゴレンなのか。

そして、その先にある者は十人十色ですが、少なくともこの患者の場合は、これが大切なんだろうというところにちゃんと着地していて、それだから30分が見事に終わったということです。併映と一時間一時間の配分かと思ったら、だいぶ違った。

あと、このヒロインは、職場の男性にもそっくりです。特に語らないところが、特に。

以上