ヤンジャンH30_27号〜32号、34号~38号まで「好評連載」されたものを収録。Cover design takashi suenaga カバー外すと「ポクト」というウィルタ女性の服を着たアシリパ。
カバー折文句
カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム
【天から役目なしに降ろされた物はひとつもない】
町蔵の『しらふで生きる』と庄野英二『愛のくさり』の感想を書こうと思ったのですが、書けるはずもなく、とりあえずこれをここに置きます。
【後報】
屈指の好編ばかり収録した巻。
日露スナイパー同士による日露戦争延長戦から始まり、ウィルタの天葬、尾形の背負った過去の亡霊、ホワイトアウト、燈台、典型的ロシア料理の数々の品、熟女好みには堪えられない頁174。ヒンナ。サモワール。
ウィルタやニヴフは、ウィルタ民族、ニヴフ民族とも書かれますが、ユルバルスのタタールは、タタール人と書かれています。タタール族ではない(中国の五十六の民族にはタタール族もいます)今後、オロチョンとかエヴェンギとか出た時はどうするんだろうなと思ったのですが、たぶん出ないです。
ウィルタの「サマ」というシャーマンが出ます。彼らのことば「サマ」がシャーマンの語源と言われたら信じます。
いい巻でした。以上
(2020/2/26)