『 健康で文化的な最低限度の生活 9 』(ビッグコミックス) 読了

 最近、はてなブログのアマゾン商品紹介で本を出しても、Kindle版があるものは、Kindle版しか出なくなりました。紙版が出ない。

cover design : Kobayashi Mitsuru (GENIALÒIDE:inc) 装丁 小林満(ジュニアロイド)連載担当 浜本邦生 単行本編集責任 土田和之 単行本編集 連載担当と橋本俊輔(小学館ナニング)2019年第49号、第51号、2020年第1号、第4・5合併号、第10号、第12号、第14号、第21号、第22・23合併号掲載。

アマゾンで著者名検索して見つけました。上記だと発売日6/30になっていて、その後二回くらい書店に行ってるのですが見つけておらず、奥付を見ると7/5発行で、それなら見つけられなかったのも納得出来ます。貧困ビジネス編初動の表紙がベルマーレカラーのライトグリーン。根岸線最寄り駅から徒歩数分の新築公営住宅の場所にかつてあった公的な施設にベルマーレのカレンダーがあったなと、なつかしく思い出されます。

表紙を見ていて、ふと、切り揃えていた前髪が伸びたなと思い、本編を見ると、第84話途中から伸びてます。こんなところにも現実の反映が。第76話の最初のコマなど、ペン入れをほかの人がしたのかなと思ったりもしました。頁162、終末週末深夜の健康センターに(おそらく)自転車で赴く箇所など、東京だなあと思いました。郊外ですと、クルマになると思いますが、深夜に行く人行かない人別れると思います。

三ページに分かれる、からだ文字がよかったです。

アマゾンレビューで、この漫画は福祉に携わる当事者と思われる人からのレビューが多いのですが、布教でかねがねそう言われてるのか、やっと不正受給編というのが見え、大変だけど頑張ってくださいと思いました。自治体またいでふらふらする人とか、そういう話もさらっと織り込まれています。同じ小学館ビッグコミックのデリヘルまんがが、ひきこもりの就労支援自立支援という名目で女性を拉致って風俗に送り込もうとする悪のNPO法人編を始めようとしながら二話目ですでに話を誤魔化したことがありますが、このまんがは協力も多いので、しっかりしているから、大丈夫と信じます。

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以上