「吉田豪のBUBKA流スーパースター列伝レジェンド漫画家編vol.18 『妖怪ハンター』、『栞と紙魚子』、『西遊妖猿伝』諸星大二郎インタビュー」BUBKA2019年2月号 読了

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白夜書房の通販サイトで、ふつうに在庫が買えました。買ってみると、これ、発売当初にも情報が出回ってた気がしますし、吉田豪という人も、以前「プロインタビュアー」という珍しい職業なので、なんかで見た気がします。インタビューというと、週刊文春の、「阿川佐和子のこの人に会いたい」と、週刊朝日の、「林真理子のいい加減にしてよアグネス」、ではなくて、対談を思い出しますが、コロナ禍の昨今、より需要も高まるも、オンラインやリモートの設営が出来ない相手と如何に遠隔対談を行うかのスキーム確立が切に求められていると思います。

ふつうに版元で正札+送料¥300の在庫バックナンバーを買うもよし、アマゾン等で出品者からまあまあな値段の出品を買うもよしですので、インタビューについての感想は割愛します。ブブカって、週刊大衆やアサヒ芸能のヤング版的な、エロいゴシップ誌だと思ってたのですが、2019年初頭時点では、RPG48、DPRK48、三年坂46、男坂46的な記事多数と、それにぶら下がったコラムの雑誌でした。

天龍源一郎テリー・ファンクとドリー・ファンクについて語っていたり、具志堅用高が長濱ねるの長濱は沖縄姓だと看破して、編集が生意気に彼女は長崎出身ですよと言うのに答え、三代前に沖縄から五島に来たことを本人確認した旨意気揚々と開陳するくだりがおもしろかったです。でも面白がれるのは、じじいだけではないかとも思いました。本土復帰前の沖縄を、カンムリワシのちょっちゅねーの人が「パスポート時代」と言い表す個所など、へーとかほーとか思いました。沖縄姓についての彼らの熱い想いをひさびさに見た。以前、知人に  さんという人がいて、スピードにも  多香子がいたわけですから、沖縄にもいる姓なのですが、でも別に沖縄だけという姓でもないのに、沖縄の人が  さんの姓に目を止めると、ほとんど必ず、沖縄の方ですか、と聞いて来るので、横にいてかなり驚いてました。  さんは生きてるうちはこっちにいますが、その後は沖縄の亀甲墓に入れるよう、あちらの親族に毎年決まった額を届け続けていて、そういうのも大変だなと思ったです。

安田峰俊『さいはての中国』著者インタビューもありましたが、今この文章を書くまで忘れてました。インタビュアーが「コタツ記事」という単語を普通に出していて、私はそれを知りませんでしたので、検索しました。

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BUBKA諸星大二郎インタビューを教えてくれた知人にも同じ感想を漏らしましたが、安田峰俊はコロナに関して一歩出遅れた感があり、体当たり取材や現地突撃が困難な現状、どう打開してゆくか、なかなか大変だと思っています。近藤大介の内助の功(という言い方をしてはいけないか)のような飛び道具があればいいのですが。

宇多丸が当月の気になる新曲を書いてますが、まるで分かりません。週刊朝日近田春夫もまるで分からなかったので、しかたないです。ヒャダインの狂い咲きサウナーロードというダジャレ連載も、「サ道」「ととのう」という流行なのは分かるのですが、サウナなんて、盗撮されそうもなく、物陰でゴソごそやる連中もいない場所なら、それでいいとしかいえない。宇野維正という人が、2018年度邦画ベストとワーストを書いていて、ワーストが「SUNNY 強い気持ち・強い愛」なのですが、例年なら見ない映画にワーストが入っているのだが、昨年度は見た映画にワーストが入ってしまったと書いていて、見もしないで駄作と決めつけるのはあまりに上から目線と思いました。私も「SUNNY」は未見で、しかし「ピンカートンに会いに行く」のプロットをアレしてるのではないかと勝手に思っています。

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あとは、こういう若者ことばを見るだけ。でももうあんまり疎外感はないです。

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「チェキ」の意味が分からず、検索しました。"Check it” の意味ではもうないんですね。でもそんなことを自慢げに語る若者がいても、三十代にシメてもらおうとか、そういうことは思わないです。

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富士フィルム、アビガンばかりか、このような製品までも手掛けているとは。

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こういう雑誌の付録のポスターを「投げ込みポスター」と言うとも知りませんでした。何故か二枚入っています。売って家計の足しにでもしなさいということなのかなあ。メルカリ等やってないので、売るためのノウハウが格差社会です。白夜書房に知り合いがいて、注文を見られたのか。思い浮かぶ顔がないでもないです。

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ひとりの女性のポスターかと思ったら、開いたら四人でした。どうしよう。以上